紋のお話
着物の洗いを勉強していると、
着物自体のことを、もっと知りたくなってきています。
京都で生まれ、京都で育ち、京都で生活をしている私は、
着物姿の人を昔からよく見ます。
京都=着物、着物=京都だとは思ってはいません、
着物=和服で日本の代表的な衣服で、日本中の
どの地域でも親しまれているのだと思っています。
でも、着物の似合う町として、京都は代表的な地域だとも
思っています。
洋服だってそうなのですが、着物もたくさん知らないことがあります。
ですので、私自身が勉強しているつもりで、
少し前から、このブログに着物の豆知識として書き込んでいるのです。
そこで今回は、“紋”です。
“紋”とは紋章の事で、世界で紋章を持つのは、
ヨーロッパや米国の上流階級と日本だけといわれていますが、
日本では紋章を、“紋”又は“家紋”といって、全ての家に
家紋があるのが特徴です。
家紋は、平安時代の公家が調度品などに使ったのが
始まりとされ、鎌倉時代になると武士も公家にならって
家紋を持ち始め、戦国時代では軍旗や笠に家紋を
配し、敵味方を見分けやすくするために使われました。
そして、江戸時代になってからは、広く庶民にも家紋が
使われ始め、次第に紋のおしゃれを楽しむようになったのです。
礼服の格の違いで、つける紋の数が五つ・三つ・一つと異なってきます。
最も正式なのが五つで、略式なのが一つです。
一般的に着物の紋の大きさは、
男性用は3・8センチ、女性用は1・9センチが現在の標準です。
紋には、“染め抜き紋”と“繍い紋(ぬいもん)”があり
染め抜き紋は、白く染め抜いた紋、
繍い紋は、刺繍の紋のことです。
そしてどちらの紋にも、
紋の型を染め抜いたり繍ったりした“日向紋(ひなたもん)(陽紋)”と
紋の線だけを染め抜いたり繍ったりした“陰紋(かげもん)”があり、
日向紋のほうが正式です。
また、元々、紋の周りを円で囲んだ家紋もありますが
そうでない紋は、円で囲めばより正式な紋になり、
男性がつける場合は、全て円で囲んで表現します。
女性の最高の礼服である留袖や黒喪服は
“染め抜き日向五つ紋”を付けます。
円形をつけたものが最も正式ですが、
女性の場合は、円を省く事も多いようです。
このように、紋、一つをとってもまだまだ書く事が
たくさんあります。
上の紋以外に、“洒落紋”などがありますが、
ここでは省略します。
これからも、このブログに着物のことを
時々、書き込んでいきますので、
気長に私の勉強に付き合ってやってください。
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