酵素入りの洗剤
家庭用洗剤のパッケージを見ていると
「酵素パワーの**」とか「バイオの力○○」などの
文字をよく見ます。
酵素(バイオ)の働きとはどのようなものなのでしょう。
洗剤の主成分は、界面活性剤ですがそれだけでは
汚れが全て落ちるものではありません。
洗剤の中には、界面活性剤を助け
汚れを落としやすくするために色々な物を混ぜます。
その中に、酵素があります。
衣料用洗剤の中に入れる酵素の代表は
“プロテアーゼ” “リパーゼ” “セルラーゼ”の三種類があります。
衣類の汚れには、人の角質や牛乳・血液・など
タンパク質を含んだ汚れがあります。
タンパク質の汚れで困るのが、水溶性の汚れ。
水溶性ですので、すぐに水で洗濯をすれば
簡単に除去できるのですが、気づかないうちについて
乾いてしますと、変質して繊維に頑固に結びつきます。
そこで“プロテアーゼ”が威力を発揮します。
“プロテアーゼ”は、タンパク質を細かく切断して
繊維から離れやすくします。
また、衣類の汚れに油性の汚れも多くあります。
汗といっしょに分泌される油脂、動植物油脂、
機械油やワックスなどなど。
油性の汚れは、界面活性剤で除去するのですが
それだけでは取れない油性の汚れは
油脂を分解する“リパーゼ”という酵素が有効です。
洗濯物の80%ほどが、綿製品又は綿混紡です。
綿製品の構造の性質により、
汚れが繊維の中に入り込み、閉じ込められた状態に
なることがあります。
その内部にしみこんだ汚れを取るために使われる
酵素が、綿製品を直接分解する“セルラーゼ”です。
衣類の繊維を分解するので、汚れはよく落ちますが
衣類自体を劣化させます。
ですので、洗剤メーカーは衣類に優しい酵素を
研究されているようです。
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