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染み抜きブログ

2008年08月19日

好みが変わる

先日、自分の洋服を見ていたら
白色や黒・黄色・ピンク・グリーンなど様々な色の
ポロシャツやTシャツが重なっていました。

その色とりどりのシャツを見ていて、
ふと、高校時代に私が同級生に言われた一言を思い出しました。
それは、私とその同級生と一緒に服を買いに行った時の事、
高校生だった私は、購入できる金額が決まっているために
気に入った服があると、値札を見ては
「ちょっと高いし、やめておこう・・・」
「これは、買える範囲だけど、形がな~・・」
などと、迷っていると同級生が
「足立の選ぶ服は、全部ベージュ系やな!
 たまには黒とか赤を着ろよ!」
と言われて、
「えっ!本当やな!白かベージュやな!」
と改めて気が付きました。

当時は、確かに白色かベージュばかりでした。
で、いつからかは判りませんが
今では、いろんな色の服を着るのを楽しんでいます。

食べるものは、年と供に好みが変わるなは
よく聞きますが、服の好みも変わっていくものですね!

2008年07月17日

暑い暑い夏がやってきました。
7月17日、京都では祇園祭りの山鉾巡行が
梅雨明けの炎天下の下で行われました。
巡行に携われた方々、観光客の方々は汗だくだったでしょうね。

早速、今日の夕方にお客さんから
山鉾巡行で着用された白着物、裃・袴・足袋の洗いの注文が
入ってきました。
汗だくのこれらは、水を使わないと汗が取れません。
また、染み抜きでも水は欠かせません。

その“水”の事がクリーニング新聞に載っていました。
その記事は、静岡理工科大学・志村史夫氏が講演された
内容のものです。
そこには、水は哲学的に見ても「上善水如(じょうぜんみずのごとし)」
といわれるように、まさに「人生の師」というような存在である。
また、水はきれいなものも汚いものも、みな溶かし込み、きれいに
洗い流してしまう。と言われ、実際、水は溶解能力が極めて高い
物質で、固体・液体・気体を問わず、ほとんどの物質は水に
よく溶けると考えていいようです。
ですので、昨今の地球規模での環境汚染に関するほとんどの
物質が、水の溶け込んでしまい、われわれの生活を支える
生活用水の原水の汚染度が年々増しているようです。
汚染が進めば、浄化するために塩素の投入量を増やしますので
塩素の副作用も無視できなくなります。

それに、水を使った洗浄の分野では
「ナノバブル水・マイクロバブル水」の研究がされていて
きわめて細かい気泡を水の中に作って、気泡が弾ける時の
力で洗浄をする技術を考えておられるみたいです。

近い未来、洗剤ゼロできれいに衣類が洗える時代が来る
ような予感です。

2008年07月04日

半襟

着物をよく着られるお客さんから、
長襦袢の洗いを頼まれました。
そのお客さんは、決して針と糸を使うのが
面倒な方ではありませんし、普段は半襟を外して
預からせてもらっていますが、
「すぐに、この長襦袢を使うので、
 半襟はつけたままでいいですよ。」
と言われたので、半襟をつけたまま洗い、仕上げました。

それから、数日経ってそのお客さんが
「やっぱり、付けたまま洗うと“ふんわり感”が出ませんね。
 着る前に付けると、ふんわりとして着ていても気持ちがいいし
 見た目もいいものです。不精をするとダメですね。」
と、言っておられました。

私の所も、決して無造作に仕上げはしていませんし
丸みをつけるように仕上げているのですが、違うんですね・・・

ところで、この半襟、着物の襟の汚れをカバーするものだけでは
ないのです。
着物姿のお洒落の重要なポイントは衿もとです。
ですので、半襟は着物と肌の間にあって、着物の色柄を
強調する役割を持っています。

半襟には、大きく分けて、白半襟と色半襟があり
昔は、白半襟はよそゆき、色半襟は普段着用とされていましたが、
今では白色が主流です。
色半襟や刺繍入りの半襟は、襟元を華やかにするのに
効果的ですが、TPOに合わせて上手に使い分けをしてください。
例えば、留袖や振袖、訪問着などの礼装用には色半襟は
不向きで、あくまでも白が正式です。
色半襟は、地味な着物を明るく見せるのに効果的で
紬や木綿の着物に適しています。
刺繍半襟は、普段着用から礼装用まで豊富です。
白地に白糸や金糸銀糸でおめでたい柄を刺繍したものは
留袖や訪問着に、色半襟に刺繍を施してあるものは
紬などのお洒落着に使うといいみたいです。

一番よく汚れる衿を外せる着物は、本当に優れた
衣類ですよね。
もっともっと、着物を愛用されてはいかがですか!

2008年07月02日

再開

2008年も後半に入ってきました。
足立クリーニング店のホームページ内の
ブログ更新が、滞っていました。
7月に入って、また更新をしていきますので
宜しくお願いします。

久しぶりのアップは、しみ抜き事例です。
今回は、インク取りです。

最初は、ブラウスに赤インクが付いた事例です。

(画像をクリックすると拡大します。)

この事例は、生地の上に付着しているようで
お客さんが、触らずに持ってこられたので
難なく取れました。

(画像をクリックすると拡大します。)

もう一つの事例は、ポケットに入れていた
ボールペンからのインク漏れで、しっかりと生地に
しみこんでいる事例です。

(画像をクリックすると拡大します。)

この事例は、インクが付いているところを一つ一つ、
しみ抜きをしていきました。
時間は、少し掛かりました。

(画像をクリックすると拡大します。)

インクの染み抜きは、最初の処理が肝心です。
服にインクが付いた時は、何もしないままに
クリーニング屋さんにお願いをしたほうが良いと
思います。
その前に、服にインクが付かないように
気をつけましょうね!

2008年05月13日

ヴィンテージ物

ヴィンテージ風が流行の昨今。
クリーニング屋さんは、何処まできれいにしたら
良いのか判らない!という衣料が多くなってきました。

先日、よく行っている京都のあるデパートで、
婦人服売り場に行くと
(そこの店長と、よく服についてしゃべっています。)
「このジャケット、ここ汚れているで!」
「違うんです!あえて、古着感をだしているのです!」
「この商品が、うちに来たら、一生懸命に落とすで!この汚れ!」
「汚れているのではないのです!デザインです!」
と、冗談交じりでしゃべっていました。

ヴィンテージ風といえば、デニムを思い浮かべるのですが、
今や何でもあり!ですよね。

そこで、ファッション雑誌に目をやると
“買っておろしたその日から、着古し感を楽しめます。”
の見出しで、鹿の子織りのポロシャツ。
一昔なら、「色あせてきたから、何とかして!」
との依頼が来るようなポロシャツが新品。

そこのページに書いてあるのが“ガーメントダイ”
ガーメントダイとは、糸の段階ではなく、製品化後に
染色をする手法のこと。
製品染めとも言われていて、糸や生地の段階で
染めるのではなく、服、つまり製品になったものを
染料で染め上げる手法。
服の部分によって、染料の入り方や生地の縮み具合が
違うため、独特のムラのある染め上がりに。
ということのようです。
ブランドによっては、その染料が特殊であったり
染め上げてからの“洗い”に工夫をしたりと色々のようです。

こんなに古着が流行ってくると、
色あせた3年前の黒いポロシャツも堂々と着られるかな?!
と期待をするのですが、やはり汗などで色あせた感じは
汚らしいですね!
気に入っているので、染め直しでもしましょうか!