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2010年06月02日

衣服の色の変色

前回の続き。
衣服の色が部分的に色が変わっている!と言う事は
しばしばありますよね。
それって、どうしてなるのかな?と思われている方。
主な原因をあげてみます。

まずは、前回のブラウスの例から、
多分に、色が変わっているのは、何らかの薬品で色が壊れている(脱色)のではないかと思います。
薬品とは、漂白剤やカビ取り剤、パイプ洗浄剤、トイレ洗剤などのことで、
それらが付いた所の色が抜けたり薄くなったり、ひどい時は穴が開くこともあります。
また、染めたりパーマをかけた髪が触れた部分に赤や黒っぽい色が付いたり変色したりもします。

他には、よくあるのがエリ周りや袖口、ヒジ、ヒザ、お尻などよく動く部分やカバン、シートベルト、椅子等によく擦れるところがこすれて部分的に色が変わる。

それと、食べこぼしや汗が時間が経って空気中の酸素と反応(酸化)して
そこが、黄色くなっている。これは、黄変しているのでシミ抜きで対処できると思います。
また、日(太陽光)が当たる部分の色が薄くなる(退色)。表と裏の色の濃さが違ったり、エリをめくるとエリの形に沿って色が変わっていることや、
暖房や排気ガスが当たる部分が退色する(コートやジャケットのすそに多い)事もあります。

大事に着用している服でも、思わぬ事で色が変わっている事がありますよね!
見つけた時は、ショックです。
その時は、服について、いろんなことを相談できるクリーニング屋さんに
持ちこんでみてください。
きっと、その服に対して、もっとも良い対処方法、
例えば、その部分を色修正してみよう!とか、衣服全体を染め変えましょう!
とか等の事を教えてもらえますよ!

2010年05月12日

ウールについて

5月も12日だというのに、涼しいどころか寒い一日でした。
でも、お客さんは
「いくら寒くても、もう片付けます。」
と言われて、冬物衣料を出していただいています。

冬物衣料で、よく使われている素材は、やはりウールが多いように思います。
ウールとは、山羊の毛を織ったもののことを言います。
そこで、アルパカはウール?
厳密な正解は、×
アルパカは、らくだ科のラマ(アルパカ)の毛で羊ではないからです。
でも、広義ではアルパカ・アンゴラ・ラクダの毛もウールと称します。

そこで、主な獣毛素材の紹介
カシミヤ・モヘヤは山羊
キャメルはラクダ(ふたこぶらくだ)
アルパカはラマ(ラクダ科)
アンゴラはウサギ科のアンゴラ兎
チンチラもウサギ科のチンチラ兎

本当に今年は、いつまでもウールが活躍をしていますが、
しっかりと働いてくれた冬物衣料、しっかりとしたアフターケアをして、
いつまでもきれいに長く着用してくださいね!

2009年02月24日

デニムのしみ抜き

今や、作業着のイメージはなくなり
すっかり、おしゃれのファッションには
欠かせなくなったデニム。

デニムが初めて作られたのが、
フランスのニム(Nimes)であり、
当初は“ニムのサージ(梳毛織物の一種)”という意味で
セルジュ・ド・ニム(serge de Nimes) と呼ばれていたのが
その後、単にド・ニムといわれるようになったのが、
デニムの語源らしいです。

そのデニム、オシャレであればあるほど、
他のものと擦れたときには、色が移るものです。

今回は、白色のコートの下にデニムのブラウスを
着用したら、脇にデニムの色が移った、事例です。

(画像をクリックすると拡大します。)

デニムの色素を落とす方法で除去!

(画像をクリックすると拡大します。)

もう一つ、
今度は、デニムに絵の具が付いた例。
ご存知のとおり、デニムを何気なく擦ると
その部分が白く色がおちますよね。
ですので、容易にしみ抜きをすると、地色をはがします。

(画像をクリックすると拡大します。)

シミの絵の具を浮き上がらせて、
地色は、そのままでしみ抜き!

(画像をクリックすると拡大します。)


(画像をクリックすると拡大します。)

どうでしょう?
きれいに落ちていませんか?

デニムは、一年中着られる素材です。
寒い冬でも、かっこよく着こなして、
元気よく出かけましょう!!

2009年02月19日

ボンディング加工に注意

クリーニング新聞に
「注意!ボンディング製品」
との見出しが!!

ボンディング加工とは
ボンディングを英語で書くと “bonding” というスペルになります。
つまり “bond + ing” です。
“ボンド + ing” ってことは、ボンディング加工って、
ボンドで接着しているって意味なんですね。
主に表地と裏地を接着剤で張り合わせてある衣類のことを言います。

一枚の生地のように見えるのですが
生地の表側と裏側が違う素材でできているもの。
例えば、表地の表側がポリエステル100%
裏側がナイロン100%と表示されているものがそうです。

何を注意しなくてはいけないか、というと
はり合わせている“ボンド”
この“ボンド”は、永久的なものではなく
徐々に劣化をしていき、生地が製造されてから
4年ぐらいで、その劣化が目に見えてくるのです。

その“目に見えてくる”現象とは、
ボンドが劣化をして生地が所々に、みずぶけれの
ように、ボコボコしてきたり(剥がれてきている)
接着剤の溶けた跡が表面に黒ずみとなって
シミになるとのことです。

このような症状になるのは、
着用によっての摩擦やクリーニングによっての
洗いの中でもまれることによって現れます。

品質表示に“ボンディング加工”と表示されていれば
いいのですが、書かれていないもの物も多くあります。

少しでも長く着用するには、
着られる時は、雑に着用せず(摩擦を防ぐ)に
洗う側も、この商品はボンディング加工品だ、という
認識をして処理を行う。

しかし、このように細心の注意をしていても
年数が経ったものは、症状が出てきます。

ボンディング加工品は、おしゃれで格好いいものですが
このような“経時劣化”があるものだ!との認識を
もって、購入&ケアをしてください。

2009年02月06日

リコール

“リコール”と聞くと「車の事」と思いますが、
洋服にもあるのです。

業界新聞を読んでいると、
“BROOKS BROTHERS リコールのコート回収”
と出ていました。
内容は、
(株)ブルックスブラザースジャパンが
全国8ヶ所のアウトレット店で販売した
「“346”BROOKS BROTHERS」というコート。
ドライ表示で、ドライクリーニングをすると
スエード調人工皮革の部分が色落ちする事が
判明。
同社は、経済産業省に報告を済ませリコール(製品回収)
を進めています。
型番・製造番号は「23066-71」。
ブルックスブラザースジャパンでは、このコートを回収していて
「製品と引き換えに、購入代金を返却している。」
とのことです。

平成19年5月から売られているようですので、
心当たりのある方は、一度、品質表示タグに記載してある
製品番号を確かめてください。

2009年01月29日

普段の生活に注意

足立クリーニング店の集配地域に、
少し外れてはいるのですが、
銀閣寺の少し南の所に(京都では、少し下がった所に)
お得意様がおられます。
銀閣寺の少し下がった所は、
哲学の道で有名な観光地帯です。
そのお得意様の家は、哲学の道に面しているので
配達途中に観光気分になるので、得した気分です。

そのお客さんのところに、今日、配達に行きました。
そこで、お客さんが出てこられるまで、哲学の道の
疎水を眺めていると、
“あれ?北に向かって流れている!!”と目を見開いてしましました。
京都市の川は、北から南に流れているのが
当たり前だと思っていたので、びっくり。
初めて気が付きました。
思わず携帯電話のカメラでパシャリ!
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このように、普段、何も注意をしないで生活を
していると、見えないものがありますよね!

衣類のクリーニングを仕事にしているので、
そのような関連から、
普段の生活で、注意をして欲しい事は
いくつかあるのですが、今回はストーブ。
もちろん、ストーブと衣類ですので
燃え移りは、当たり前に注意をしてください。
そのほかに、ストーブから出る燃焼ガス。

灯油やガスなどの燃料が燃える際に
空気中の酸素と窒素が融合して、
必ず発生する物質に酸化窒素ガスがあります。
繊維が酸化窒素ガスを吸収すると酸化作用や
還元作用を受けて染料が分解して変色します。
つまり、衣類の色が変わってしますのです。
酸化窒素ガスは水分を含んでいると特に
吸着しやすくなりますので、ストーブで衣類を乾かす
ということは、避けた方がよさそうです。
特に、アセテート、綿、ウールなどがガスの影響を
受けやすいので、特に注意が必要です。

寒い日は、まだまだ続きそうです。
ストーブも手放せません。
火事にも注意をして、上手に使いこなしましょう!!

2008年07月17日

暑い暑い夏がやってきました。
7月17日、京都では祇園祭りの山鉾巡行が
梅雨明けの炎天下の下で行われました。
巡行に携われた方々、観光客の方々は汗だくだったでしょうね。

早速、今日の夕方にお客さんから
山鉾巡行で着用された白着物、裃・袴・足袋の洗いの注文が
入ってきました。
汗だくのこれらは、水を使わないと汗が取れません。
また、染み抜きでも水は欠かせません。

その“水”の事がクリーニング新聞に載っていました。
その記事は、静岡理工科大学・志村史夫氏が講演された
内容のものです。
そこには、水は哲学的に見ても「上善水如(じょうぜんみずのごとし)」
といわれるように、まさに「人生の師」というような存在である。
また、水はきれいなものも汚いものも、みな溶かし込み、きれいに
洗い流してしまう。と言われ、実際、水は溶解能力が極めて高い
物質で、固体・液体・気体を問わず、ほとんどの物質は水に
よく溶けると考えていいようです。
ですので、昨今の地球規模での環境汚染に関するほとんどの
物質が、水の溶け込んでしまい、われわれの生活を支える
生活用水の原水の汚染度が年々増しているようです。
汚染が進めば、浄化するために塩素の投入量を増やしますので
塩素の副作用も無視できなくなります。

それに、水を使った洗浄の分野では
「ナノバブル水・マイクロバブル水」の研究がされていて
きわめて細かい気泡を水の中に作って、気泡が弾ける時の
力で洗浄をする技術を考えておられるみたいです。

近い未来、洗剤ゼロできれいに衣類が洗える時代が来る
ような予感です。

2008年07月04日

半襟

着物をよく着られるお客さんから、
長襦袢の洗いを頼まれました。
そのお客さんは、決して針と糸を使うのが
面倒な方ではありませんし、普段は半襟を外して
預からせてもらっていますが、
「すぐに、この長襦袢を使うので、
 半襟はつけたままでいいですよ。」
と言われたので、半襟をつけたまま洗い、仕上げました。

それから、数日経ってそのお客さんが
「やっぱり、付けたまま洗うと“ふんわり感”が出ませんね。
 着る前に付けると、ふんわりとして着ていても気持ちがいいし
 見た目もいいものです。不精をするとダメですね。」
と、言っておられました。

私の所も、決して無造作に仕上げはしていませんし
丸みをつけるように仕上げているのですが、違うんですね・・・

ところで、この半襟、着物の襟の汚れをカバーするものだけでは
ないのです。
着物姿のお洒落の重要なポイントは衿もとです。
ですので、半襟は着物と肌の間にあって、着物の色柄を
強調する役割を持っています。

半襟には、大きく分けて、白半襟と色半襟があり
昔は、白半襟はよそゆき、色半襟は普段着用とされていましたが、
今では白色が主流です。
色半襟や刺繍入りの半襟は、襟元を華やかにするのに
効果的ですが、TPOに合わせて上手に使い分けをしてください。
例えば、留袖や振袖、訪問着などの礼装用には色半襟は
不向きで、あくまでも白が正式です。
色半襟は、地味な着物を明るく見せるのに効果的で
紬や木綿の着物に適しています。
刺繍半襟は、普段着用から礼装用まで豊富です。
白地に白糸や金糸銀糸でおめでたい柄を刺繍したものは
留袖や訪問着に、色半襟に刺繍を施してあるものは
紬などのお洒落着に使うといいみたいです。

一番よく汚れる衿を外せる着物は、本当に優れた
衣類ですよね。
もっともっと、着物を愛用されてはいかがですか!

2008年05月13日

ヴィンテージ物

ヴィンテージ風が流行の昨今。
クリーニング屋さんは、何処まできれいにしたら
良いのか判らない!という衣料が多くなってきました。

先日、よく行っている京都のあるデパートで、
婦人服売り場に行くと
(そこの店長と、よく服についてしゃべっています。)
「このジャケット、ここ汚れているで!」
「違うんです!あえて、古着感をだしているのです!」
「この商品が、うちに来たら、一生懸命に落とすで!この汚れ!」
「汚れているのではないのです!デザインです!」
と、冗談交じりでしゃべっていました。

ヴィンテージ風といえば、デニムを思い浮かべるのですが、
今や何でもあり!ですよね。

そこで、ファッション雑誌に目をやると
“買っておろしたその日から、着古し感を楽しめます。”
の見出しで、鹿の子織りのポロシャツ。
一昔なら、「色あせてきたから、何とかして!」
との依頼が来るようなポロシャツが新品。

そこのページに書いてあるのが“ガーメントダイ”
ガーメントダイとは、糸の段階ではなく、製品化後に
染色をする手法のこと。
製品染めとも言われていて、糸や生地の段階で
染めるのではなく、服、つまり製品になったものを
染料で染め上げる手法。
服の部分によって、染料の入り方や生地の縮み具合が
違うため、独特のムラのある染め上がりに。
ということのようです。
ブランドによっては、その染料が特殊であったり
染め上げてからの“洗い”に工夫をしたりと色々のようです。

こんなに古着が流行ってくると、
色あせた3年前の黒いポロシャツも堂々と着られるかな?!
と期待をするのですが、やはり汗などで色あせた感じは
汚らしいですね!
気に入っているので、染め直しでもしましょうか!

2008年05月08日

水着の洗濯

5月に入って、いい天気が続きます。
大型連休が終わって、多くの方は冬物衣料を
仕舞い洗いに出されている事だと思います。

ありがたいことに、足立クリーニングも忙しい毎日を
送っています。

仕事に追われ、最近、新聞をしっかりと読める時間が
ほとんどなく、ななめ読みです。
でも、その中でもスポーツ欄は読んでいます。
さすがに、野球がほとんどのスペースを取っていますが、
後一ヶ月ほどすれば、オリンッピクが主流になってくることでしょうね。

そのオリンピック前の話題として、
オリンピックに出場する選手の選考記事のほかに
水泳の水着が話題の一つになっています。

タイムが縮む新素材の水着が、日本選手には使えない!
とのこと。
それを受けて、日本水泳連盟が日本と契約している
3社と話し合っていて・・・・
と、これからどのようになっていくのか分かりませんが、
道具で勝ち負けが決まるのではなく、
同じ条件で、出場する選手が競い合って欲しいものです。

そんなこんなで、水着の洗い方は?というと
水着は、熱・湿気・塩素漂白に弱いものです。
ですので、泳いだ後、車のボンネットにビニール袋に
入れっぱなしにはしないでください。
水着のプリントが、色移りをおこす可能性があります。

洗濯は、水 又は ぬるま湯で押し洗いし、
型を整えてから風とおしの良い所で陰干しして下さい
洗濯機使用をすると、伸びる生地の為、
型崩れや、生地自身を傷めたりします。
高温水や浸け置きなどは、色移りなどの原因に直結します。
又、陰干しで水着自身の日焼けを防ぎ生地を休ませてください。

泳いで返ってきたら、特にプールからでしたら
すぐに、水で洗って塩素を洗い流しておいてください。

これから、暑い夏が来ます。
気温だけではなく、選手の応援に熱くなるような
そんな季節がもうすぐです。
頑張れ!日本!

2008年04月21日

ストーブのガスに注意

昨日、4月20日(日曜日)は朝から良い天気でしたので、
嫁さんと造幣局の桜の通り抜けに出かけました。
昼前に、自宅から歩いて鴨川に出て京阪電鉄、出町柳駅に。
50分ほど、電車に揺られて目的の天満橋駅に。
駅に着くとすごい人・人・人!
その人の行列の中に入って、そのまま行くと
自然と造幣局に!
当たり前ですが、造幣局の中もすごい人!
その人の流れの中で撮ってきた写真を2枚、アップします。
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シャツに綿のコートを着て行った私は、汗ばんで
コートを片手に掛けての桜見物でした。

そんなシャツ一枚ですごせる時期になって
今日、月曜日に、あるお得意先に集配に伺うと
“なんか暑い”と思っていると
「ストーブを片付けるので、ストーブの石油を全部、
 燃やしているので、暑いでしょ。」
「もうそろそろ、ストーブも要らなくなってきましたね!」
と答え、そのストーブがある部屋に目をやると
石油ファンヒーターが、25度の設定で運転していました。

しかし、その部屋にはウールのジャケットがハンガー掛けで
掛けてあって、そのファンヒーターの風が当たっているように
見えたので、
「洋服に、石油ストーブの熱気は当てないほうがいいですよ!」
と言いました。

なぜかと言うと、灯油やガスなどの燃料が燃える際に空気中の
酸素と窒素が融合して、必ず発生する物質に酸化窒素ガスがあります。
繊維が酸化窒素ガスを吸収すると酸化作用や還元作用を受けて
染料が分解して変色します。
ガスの発生源としては、石油ストーブやガスストーブ、ガスコンロ、
ガス湯沸かし器、自動車のガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどがあります。
ですので、ストーブで衣類を乾燥させたり、排気ガスが出る
車の後ろでの立ち話は、避けた方が衣類に対してよいと思います。

また、クリーニングのポリ袋をかけたまま保管していた衣料品が
黄色に変色してしまうことがあります。
原因の1つとして、やはり酸化窒素ガスが関係しています。
空気中の酸化窒素ガスとポリ袋に配合されている
酸化防止剤(ポリ袋の劣化を防ぐために欠かせない物質)
の反応生成物による着色です。
こういうことから、クリーニングから戻ってきたら
ビニール袋から出して保管してくださいね。

これから、冬の後片付けをしていく時期です。
ストーブを片付けるための、つけっ放しは必要かもしれませんが
衣類だけではなく、事故がないように
注意深く片付けることを心掛けていきましょう!!

2008年04月18日

リネンウォーター

この服、洗おうと思うのは、いつですか?
大半の方は、汚れたから、
又は、汚れが目立たないけど数回着ているから。
などなど、汚れを落とすのが目的で洗濯されるのだと思います。

しかし、最近、特に女性の方に多いのが
「昨日、初めて着たのですが、焼く肉屋さんに行って、
 臭いが付いたから洗ってください!」
との依頼が多くなってきているように思います。
確かに、焼き肉屋さんにその服を着て行っているのですから
着用の汚れは付いていると思いますが、
ほとんどは汚れが目立ちません。
嫌な臭いがするのも、においの物質が付いているので
その物質を“汚れ”として洗濯されるのだと思います。

また、昨今、臭いを取るスプレーが流行っているのも
現代人は、臭いに関して敏感になっているのでしょうね!

ところで、臭いは全て嫌なものかというと
アロマテラピーのように、癒される臭い(香り)があります。
その癒される香りを、衣類やソファーにつけて
気分を落ち付かせるのが、最近増えているようです。
そこに用いられているのが、“リネンウォーター”です。
リネンウォーターは、ハーブから作られる水。
ハーブから"エッセンシャルオイル"を抽出した
あとに残る"水分"です。
アイロンのスチーム用に使ったり、お洗濯のすすぎの時に
仕上げ剤がわりに入れたり、スプレー容器に入れて
クッションやカーテン、枕やシーツetc.に吹きかけたりと、
ハウスリネンの香りづけに活躍します。

アイロンのスチーム用に使うと、
嫌な家事の中に必ずある“アイロンがけ”が
少し楽しくなるかも知れませんよ!

でも、私たちクリーニング屋は無臭で、お返しするのが
当たり前と思っています。
どんなにいい香りでも、癒される香りでも
全ての人がいい臭い!癒される!と感じてくれるとは思わないので。

自分の気持ちがいい臭いを見つけて、
個人で楽しむのはいいのですが、
私はこの香りが好きだから!と言って
他人に押し付けることがないように!

くれぐれも、香水の付けすぎには気をつけましょう!!

2008年04月15日

手洗いの色々

衣類を買って、洗濯表示を見ている!
という方は、どれくらいおられるのでしょうか?
ほとんどが、4種類程が表示されていて、
左から、水洗いができるか、塩素系漂白はできるか、
アイロンの温度は、ドライ洗いはできるか、
などが表示されていると思います。

その中で、水洗いの所に今回は注目してみます。
その一つに、数字が四角に囲まれている表示は
液温が、その数字の温度までを限度として洗えます。
ということで、その数字の上に“弱”が書いてあると
洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい。ということです。
また、バケツの形で中に水が入っているような表示は、
洗濯機では洗えず、手洗いで洗えます。
数字は、その温度が限度です。ということで、
バケツの上から×が、してあると“水洗いはできません。”
ということになります。

ところで、“手洗い”ってどのようなものでしょう。
電気洗濯機洗いは、1度にたくさん洗うことができます。
手洗いは、1度にたくさんの洗濯物は洗えません。
ですが、布地の種類やよごれに応じて洗えます。

手洗いの種類としては、
もみ洗い・・・最も一般的な洗い方。
        強くこすりあわせることにより、汚れがおちる。
        汚れがよく落ちるが、布がいたむ。
つかみ洗い・・・洗たくものをつかんでは離し、つかんでは
         離しをくり返し、汚れを落とす。
         汚れの落ち方はあまりよくないが、繊維の
         損傷は、もみ洗いより少ない。
ふり洗い・・・洗たく液の中で洗たくものを前後左右にふる。
        汚れの落ち方はあまりよくないが、繊維の損傷が
        少なく、やさしく洗うのに、適している。
        絹のスカーフやおしゃれなブラウスなどに用いる。
押し洗い・・・洗たくものを押しては離す動作をくり返す。
        汚れの落ち方はあまりよくないが、繊維の損傷が
        少なく、やさしく洗うのに、適している。
        セーターなどに用いる。
足ふみ洗い・・・足でふんで洗う。
         毛布など大きな洗たくものになどに用いる。
はけ洗い・・・はけでこすって洗う。ワイシャツやブラウスのえりや
        汚れのひどい部分などに適している。
        繊維の損傷も少なく、汚れもよく落ちる。
板もみ洗い・・・洗たく板にこすりつけて洗う。
         汚れがよく落ちるが、布がいたむ。
たたき洗い・・・洗たくものを洗たく板の上におき、洗たく液を
         かけながら棒でたたく。
         繊維の損傷も少なく、汚れがよく落ちる。
と、色々あって、洗濯機を知っている現代人には
面倒な洗い方です。

私の所でも、もちろん手洗いはしています。
しみ抜きの時や、デリケートなものなどを洗うときにします。

自分が気に入っている洋服を、ご自分で洗うときなどは
洗濯機に任せずに、手洗いをされる方が良いかと思います。
自分の手で洗うと、その衣類に情が移って
今度着る時も、丁寧に着よう!と思いますよ!きっと


2008年04月11日

洗濯機のカビ

菜種梅雨。
辞書を引くと、
「菜の花の咲く3月下旬から4月にかけて、
 連日降りつづく寒々とした小雨。」
この意味を読むと、“菜種梅雨”も季節物で
情緒があっていいか!と思うのですが、
ここ最近の雨は、嵐のような雨が各地で降って
情緒なんて感じない日々が続きます。

そんな雨の日でも、皆さんは洗濯をされると思います。
その時に、洗濯物から嫌な臭いがしたり、
黒っぽいカスが付いていたら、洗濯機のカビかもしれません。

洗濯機のカビは、洗剤の残りと汚れが結合してできる洗剤カスが
水槽の外部に付き、それに空気中のカビ胞子が付着して発生します。
元々、洗濯機の中はカビが増殖しやすい条件が揃っています。
適度な湿度と温度です。

カビを防ぐには、洗剤カスの付着を抑えることと、
洗濯層を乾燥させる事です。

洗剤カスの付着を抑えるには、
洗剤の適量を守る事。それに、水に溶けにくい粉石けんを使う時は、
お湯などであらかじめ溶かして使用するように心掛けてください。

水槽内を乾燥させるには、使用後、洗濯機のふたを開けておいて
風通しをよくしておく。ドラム式もあけておいた方がいいのですが、
場所をとるので、設置場所の確保もしておいてください。
また、洗濯槽の中に脱いだ服を入れっぱなしにしておくと
カビの繁殖にもつながるので、洗濯かごの使用をお勧めします。
それと、乾燥機能がある洗濯機なら、週一回、槽乾燥コースをする
こともお勧めします。

異臭や黒いカビが洗濯物に付いたら
“月一回は、塩素系の漂白剤か専用の洗濯槽クリーナーを
 入れて洗濯層を洗ってください!”
たまに聞くのが、カビに効く!ということで
“水槽の中に、お酢を入れて洗う!”ということは、やめてください。
お酢は、洗濯層の金属部分を傷める可能性があるためです。

2008年04月03日

害虫に注意

冬物衣料の仕舞い洗い。
コートなど大きい物からクリーニングに出されて
おられると思いますが、クリーニングから返って
きたら、どのようにされていますか?

まず、クリーニングから返ってきたら、シミ・汚れが
残っていないか、仕上がりはどうかをチェックしてください。
満足な仕上がりでしたら仕舞うのですが・・・

「このビニールのカバーに掛けてしまっておいていい?」
と、よく聞かれます。
答えは、クリーニングのビニール袋は店からお客さんの
お宅までの間に、衣類がすれて汚れたりしないように
防汚の役目をしています。
ビニール袋は、保存袋ではないので外して片付けてください。

「でも、出したまま片付けると、ほこりがかぶってしまって・・・」
と言われます。
その時には、通気性の良い不織布がついた衣類カバーに替えるか、
もう着なくなったYシャツなどをカバーにするなどして
衣類をきれいに保存してください。

来シーズンに気持ちよく着るために、きれいに洗って
片付けたつもりが、いざ着用しようと思ったら
“虫食い”で穴があいていた!!なんてことにならないように
注意してください。

今回、虫食いに遭った!という方、
一度、クローゼットを掃除してください。
衣装箱に入っていたものが、被害に遭ったのであれば
その箱を、きれいに洗ってください。
衣類の害虫が、まだそこにいる可能性があるからです。

衣類の害虫は、4月・5月に花の蜜などに集まるのですが、
それ以外には、白い布にも寄ってきます。
ですので、洗濯物を外に干しておくと害虫が付いている
可能性はあります。
ですので、完全に害虫をクローゼットに入れさせなくするのは
不可能です。

そこで、活躍するのが“防虫剤”
防虫剤のガスは、空気よりも重いので
防虫剤は、上のほうに置くのが基本です。
衣装箱の中でしたら、衣類の上においてください。
その時、防虫剤の注意書きを読んで、直接、衣類の上に
置いてよいかを確かめておいてください。
また、防虫剤のガスが行き渡らなければ意味がないために
衣類の間に隙間は必要です。
それと、クローゼットやタンスを頻繁に開け閉めすると
せっかく溜まった防虫ガスが流れ出ます。
その事を考えて、衣類の仕舞うところを考えてください。

大事な衣類を、害虫から守るために
しっかりと洗って、防虫加工をしておいてください。

2008年03月04日

着物の仕上げ

19年度、最後の月。
3月に入って、あちらこちらで卒業式が
行われています。
京都の公立高校の卒業式は、毎年3月1日。
今年は土曜日のため、2月29日の金曜日。

その先週の金曜日に集配先のお客様が
「今日は孫の卒業式で、朝5時半に美容室に行って
 振袖の着付けに行ってますねん!」
とのこと。
そのお客様の所は、去年の秋ごろから
週2回、火曜日と金曜日に集配に行かせてもらっています。
で、今日(火曜日)に伺うと
「足立さんのところで、長襦袢を洗っていただけますか?」
「はい、やらさせていただきますよ!」
「前のクリーニング屋さんに、この長襦袢を頼んだら
 ぺっしゃんこに仕上がってきていて、がっかりしました・・・」
「丁寧に仕上げてきますので、仕上がりを見てください!」
と言って受け取ってきました。

私は、不入流で着物の洗い・しみ抜き・仕上げと教えていただいているので
今日のお客さんの「ぺっしゃんこ」の意味が分かります。
着物の仕上げを知らなければ、
「ぺっしゃんこ」の意味が分からず
「アンゴラや獣毛品などが「ぺっしゃんこ」というのは分かるが、
 正絹でできている着物が、どこが「ぺっしゃんこ」やねん!!」
とパニックになっているかも知れません。
挙句の果てには、蒸気をバンバンあてて
そのまま畳んで、持って行っているかもしれません。
正絹の着物などは、蒸気はほとんど使ってはいけません。
着物は、湿気を嫌うものです。
その嫌いな湿気(蒸気)を与えて、そのままにするのは
着物のメンテナンスをしているのと反対の行為をしているようなものです。

と、偉そうに言っていますが、
去年の秋に
「お宅に出した浴衣、「ぺっしゃんこ」に仕上げっていて
 かっこが悪い!」
とクレームを受けたことがあります。
その時は、浴衣を少し軽く見ていたのかもしれません。
反省しています。

着物も浴衣も襦袢も、しっかりとした仕上げをしなければ
お客様は納得していただけません。

さあ!気合を入れて、襦袢を仕上げましょうか!

最後に、卒業された皆さん。
おめでとうございます。
4月からの新生活、頑張ってください! 

2008年02月26日

太陽の光

今日の2月26日(火)は、朝からしっかりと雨が降りました。
それも冬の雨!
大変に寒く、冷たいもので
時より、雪も混じって春はまだ遠いな!という感じです。

それに比べ、昨日は太陽が覗くいい天気。
大文字山の近くを集配していると、
“大”の文字の所に雪が積もって
“白色の大文字”が目に入り、思わず携帯電話のカメラで撮影。
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携帯電話のカメラなので、はっきりと写っていないですね・・・

ところで、太陽の光は今の時期の寒い日には
暖かくてありがたいものですが、衣類には決して
ありがたいものではないようです。

市販されている白物衣類の殆どが
蛍光剤処理されています。

白物衣料ですので、少しのシミでも目立ちます。
そこで皆さんは、衣類のシミ落とし用の石鹸などを
使われると思うのですが、塩素系の漂白剤は
あまり衣類にはお勧めができません。
衣類のしみ抜きには、酸素系の漂白剤をお勧めしますが
ほとんどの酸素系の漂白剤には、
過酸化水素が入っていると思います。

この過酸化水素が、衣類に残留していて
そのまま太陽の下で干すと
蛍光剤を分解して、黄変してしまいます。
特に、空気に触れると著しく変色してしまいます。

酸素系の漂白剤を使用する時は、
日光下では行わないようにすること。
また、漂白液に漬け込む場合は衣類が
液面より露出しないように注意します。
漂白した衣類は、液から引き上げたらすぐに
水ですすぎを充分行ってから陰干ししてください。

1月(行く)、2月(逃げる)、3月(去る)というように
1月・2月・3月は、早く過ぎていきます。
4月の声を聞くと、太陽の光が気持ちよくなっていき
クリーニングの季節になります。(仕舞い洗い)
その時は、足立クリーニング店を宜しくお願いします。

2008年01月24日

縮んじゃった!

「私の所に“ドラム式洗濯機”が来ました!」

これは、足立クリーニング店ではなく
私の家に来たのです。
寝泊りは、店ではなく近所に家があって
そこで、寝泊りをしていて家族の下着や
子供たちの体操服など、一般家庭で
皆さんが洗濯をされているものは、
私の所も嫁さんが洗っています。
その洗濯機が、ドラム式洗濯機になったのです。

商売柄、触りたくて触りたくて仕方がなく、
色々とボタンを触るのですが
いろんな機能があるものです。
今や当たり前になった乾燥機能。
オゾンを使っての除菌機能。などなど

その中で、ドライ物を洗う機能(コース)があります。
このコースこそ、今やどの洗濯機にもあるのですが、
家庭でウールのスカートやパンツを洗って
縮んでしまって、なんとかして!との依頼が
時々来ます。

ウール製品の収縮には緩和収縮とフェルト化の二つがあります。
前者は、生地の製造段階である程度引っ張った状態で
織られたものが、水を含んで膨潤し、元の状態に戻ろうとする力が
働いて縮む現象です。
フェルト化は洗濯の押す、揉むなど物理的な力で、
ウール繊維の特徴である表面のうろこが絡み合って起る
収縮です(防縮ウールは表面のうろこに表面処理をしており、絡み難い)。

緩和収縮は、元に戻りますがフェルト化したものは
元に戻すのは困難です。

スカートやパンツは、裏が付いているのが多く
裏地は、水洗いをしてもほとんど縮みません。
ですので、一目で縮んだ!と判って
依頼が来るのだと思います。

防止策は、衣類の取り扱い表示を良く見て、
水洗いの可否を確かめることが第一です。
水洗いする場合も軽く押し洗いをして、
機械力をかけないことが、ウール製品の縮みを
防ぐ方法です。

これから、セーターやウールのズボンなどを
家庭で洗う!という方が居られると思いますが、
ドライクリーニングコースで洗って、
縮むようでしたら、全て手洗いをするか
プロに「水洗いでお願いします!」と
依頼されることをお勧めします。

2008年01月16日

流行色

男性は
「グレーとカラードグレー(色みのあるグレー)
 によるグレー系バリエーションのグループ。」
女性は
「1.ライト・イエロー ・2.アシッド・イエロー・グリーン  (グリーン系含む)
 3.ムーンリット・スカイ (ブルー系) ・4.フローラル・パープル (ピンク系)」    

こらは今年の春夏の流行色なのだそうです。
(財)日本ファッション協会流行色情報センター(略称=JAFCAジャフカ)の
ホームページからの情報です。

このようなトレンドカラーは、段階を経て消費者の元へ届けられます。

最も早い時期に世界レベルでカラーの選定をしているのが
インターカラー(国際流行色委員会)で、
実シーズンの2年前に会議が行われます。
ここには、世界の13カ国が出席をしてトレンドカラーを決めているのです。
日本からは、JAFCAが出席しています。

では、トレンドカラーを決める基準は?というと
想像通り、時代はどのようなムードか?です。
景気はどうか?自然志向は強いか?
スポーツムードはどうか?などなど・・・・
トレンドカラーは、その時代のムードを現す色のようです。

インターカラーで決まった色をもとに、
日本ではJAFCAの委員会によって、
国内向けの色を選定して発表します。
ファッション分野では、1年半前には服地に色だしされ
展示会が開催され、半年前には
アパレルやデザイナーコレクションなどで
服になって登場して、店頭に出されるようです。

それにしても、今年はオリンッピクイヤー!
華やかなイメージなのは女性の方で
男性は、グレーって・・・・・
もう一度、ホームページを見たら
「トップトレンドはグレー系で、自然と人工が融合したようなイメージが重要」
と書かれていて、やはり五輪が開催されるとのことで
爽やかな色も注目みたいです。

ともあれ、明るい色が似合う世相になってもらいたいものです。

2008年01月11日

残り福

「商売繁盛で笹もってこい!」
の掛け声で、にぎわっている“えべっさん”に
参ってきました。
ここ4年ほど前から毎年、参らせてもらっています。
毎年、本えびすに参っているのですが、
今年は、10日に行けず、11日の残り福に行かせてもらいました。
えべっさんに参った後、どこかの店に寄ると
その店に自分がもらってきた福を置いてくる!と聞いたので
真っ直ぐ自分の店に帰るように段取りをするため
夜ご飯を食べてから、京都の恵比寿神社へ!

大和大路四条付近に着いたのが、夜の8時ごろ
10日の本えびすも終わり、午後からの雨模様ということで
近所について
「参拝者、すくないな~」と嫁さんに言いながら
毎年は、裏道から抜けて神社手前から大和大路に入るのですが
今年は、最初から大和大路を歩きました。

色々な店を眺めながら、恵比寿神社へ!
いつもならごった返しているのですが、
少し並んで本殿に参った後、
祇園町の舞妓さんから福笹を授かって、
福娘さんに縁起物をつけてもらい
本殿の横の板をたたき裏から出て、真っ直ぐ帰ってきました。

なんか前置きが長くなってしまいましたね!
今日は雨模様j!ということなので
防水加工が施してあるものを家庭洗濯する時の
注意点を書こうと思ったのですが
またの機会にさせてもらいます。

今年も商売繁盛でありますように
“えべっさん”に頼みました!
後は、足立クリーニング店の私たちが
より一層の努力をして、お客様に喜んでもらえるように
頑張ります!
よろしくお願いします。

2008年01月09日

初釜

私の暮らしている学区内に、裏千家があります。
1月7日に裏千家の今日庵で、初釜があり
政財界の関係者が招待されたようです。
初釜は、13日まであるようで近くを通ると
「初釜、タクシーはこちら!」の看板が堀川通りに
立てかけてありました。

私は、お茶席には出たことがないのですが、
以前に、学区内の学校の教室で、体育の授業の時に使う
柔道の畳をひいて、即席のお茶席を作り
そこでお茶席の体験をさせていただきました。
その時は、お手前をしていただく女性は着物を着て
私もスーツを着ていきました。
屏風が立っていて、そこには釜があり
即席とはいえ、凛とした気持ちで楽しい時間を過ごしました。

本格的なお茶席に着ていく装いは、どのようなものなのかな?
と思い、調べてみると
男性は、紋付袴や色紋付の着物に羽織といった装い。
女性は、色留袖や訪問着・付け下げをきます。
結婚式やパーティーなどに着るような派手やかな物は避けて
控えめな中にも格のある色柄を選びます。

簡単に、色留袖と訪問着・付け下げの区別をしておきます。
色留袖は、黒留袖と同様の格で女性のお祝いの第一礼装。
裾に絵羽模様(縫い目で切れていない模様)があり、
紋が5つないし3つ・1つ付いています。
訪問着は、色留袖の次にフォーマルな着物です。
肩から裾に流れるように絵羽模様が書かれています。
付け下げは、訪問着を簡略化した着物です。
特徴は、左右の身頃や袖にかけて模様がつながっていない事です。
模様の一つ一つは、上を向いています。

お茶席では、座ると柄が隠れる色留袖はいいのですが
訪問着・付け下げは、無地場が多いすっきりとした着物を
選ぶようにすると、お茶席の道具類を邪魔しなくて
適しているようです。

しかし、あまり難しく考えず、見た目に不快感をあたえない、
清楚なものであれば洋服でも良いようです。

お茶席に呼ばれても、慌てないように
最低限の礼儀作法は身につけて
おかなけらばいけないのかな!と思いながら
このブログを書いて反省をしている今日この頃です。

2007年12月12日

静電気

今日の雨は、久々にしっかりと降ったように思います。
こんのような雨の日には、あまり関係がないのですが
冬になると、車やドアノブに触るとバチッ!とくる静電気、
嫌なものです。

私も、集配に車を使っているのですが、
冬の集配は、この静電気が悩みの種です。

静電気予防にはいろんな方法があるようですが、
今回は、着用している服からの予防策を!

衣類にはプラスに帯電しやすいものと
マイナスに帯電しやすい物があります。
こららの繊維が擦り合わさって静電気がおきやすくなるのです。

プラスに帯電する繊維は、ウール・ナイロン・レーヨンで
マイナスに帯電するのは、アクリル・ポリエステルなどです。
ですので、アクリルのセーターにナイロンのジャンバーを
着用すると、静電気がおきやすくなり
ウールのセーターにナイロンのジャンバーを着用すると
静電気はおきにくくなるということになります。

静電気を帯びた衣類は、ほこりも寄せ付け、
汚れやすくもなりますので注意をしてください。

これから、冬将軍がやってきます。
あちこちと触ると、バチバチと嫌な思いをしますが
色々と静電気対策をして、気持ちよく冬を楽しみましょう!

2007年12月07日

臭い

「このズボンのお茶のシミ、落ちますか?」
と、昨日、女性の方が私の所に持ってこられました。
見てみると、他店に一度出されていて、
そのままの包装で持ってこられました。
クリーニング屋さんのカバーを外して見てみると、
ウール100%のベージュ色の女性用のズボン。
そのズボンに、腿のあたりから膝下までに茶色くなった
シミがはっきりとついています。

「他のクリーニング屋さんに出したら、これ以上は無理です。
 といわれて、もうダメでしょうか?」
「一度、しみ抜きをして見ましょう!
 来週の火曜日に仕上げますが、それまで預からさせてもらっても
 いいですか?」
「いいですよ!よろしくお願いします。」
ということで、しみ抜きをさせてもらうことに。

そのしみ抜きを、今日の午後からするので
もう一度、そのズボンをチェックしていると、
なんか臭いがするのです。

「なんだ?この臭いは!」
と思い、あたりを見渡してもそれらしきものはなく、
手に持っているズボンに鼻を当てると、
「これか!」
この臭いは、ドライクリーニングの脂肪酸での臭い。

ドライクリーニングは、水洗いのように洗濯した水を捨てて
新しい水を入れて濯ぐ、という工程はしません。
ドライ溶剤で洗って、洗濯をしたあと捨てずに
フィルターと活性剤を通してタンクに戻して
また次の洗いにその溶剤を使います。

このように溶剤を循環してドライクリーニングをしていくので、
溶剤管理をしっかりとしていないと、
先ほどの女性用のズボンのように、嫌な臭いが付いたり、
又は、汚れが付着したりします。

最近、臭いに敏感になっている方が増えてきています。
クリーニングも,きれいにするだけではなく
臭いもしっかりと除去しなくてはいけないと思います。

“人の振り見て我が振り直せ”で
自店のドライ溶剤のチェックをして
溶剤管理をしっかりとしていこうと思わされた今日でした。

ところで、先ほど出てきた“脂肪酸”については
後日に取り上げます。
それと、ズボンのシミは取れましたよ!
ダメですね!最近、洗い場にカメラを持っていかなくなって
しまって、しみ抜き画像を撮る習慣がうすれています。
これも来週あたりからしっかりと撮っていって
またアップしていきますので、
よろしくお願いします。


2007年11月20日

家庭洗濯機

最近の家庭洗濯機は、すごいな!
と感心しながらテレビのCMを見ることがあります。
今までの、横に回転して洗う洗濯機から
ドラム式になって、洗濯物を上から落として汚れを
取っていく方式に変わってきています。

昔ながらの横に回転する洗濯機は、水を多く使い
ドラム式は、省エネで水を少なく洗う事を
うたい文句で売られているようです。
そこで注意をしなければならないのは、
洗剤の量です。

今までと同じ量の洗剤を、ドラム式に入れると
水の量が少ないので、洗剤量が過多になりやすいのです。
ですので、ドラム式のプログラム通りの濯ぎでは
完全に濯げず、洗剤が衣類に残ったまま柔軟剤をつけることに
なります。

専門的なことになりますが、洗剤と柔軟剤は
性格が反対(アニオン性とカチオン性)で
これらが衣類に乗って乾燥して着用していきます。
これが、幾度の洗濯で何層にもなっていくと
白いものが薄汚れたように見えて、肌触りも悪くなってきます。

家庭洗濯をしている白いシャツなどが
薄汚れた感じがするのは、このような事が一因ではないかな?
とも思います。

ですので、上手に洗濯をするには
洗剤は、適量を守る!濯ぎは十分にする!
柔軟剤は必要以外には使用しない!
を守る事です。

それと、洗濯機のプログラムに予洗があれば
プログラムに入れる!
予洗をすることで、以前についている柔軟剤が取れて
洗剤が効率よく働くからです。

洗濯物を洗濯機に入れて、スウィッチを入れると
洗って乾燥までしてくれて、便利なものですが
上手に付き合わなくては、衣類をきれいにすることができませんよ。


2007年10月31日

汗抜きクリーニング

夏物衣料の仕舞い洗いの真っ最中の今、
しみ抜き依頼の中で、圧倒的に多いのが脇の汗ジミ!

もちろん、夏の間、着用していて汗が付いて
シミがでてきているのだと思います。

この2・3ヶ月での期間で、しみが出てきているのに
これから、夏物衣料をタンスやクローゼットに仕舞い込んで
来シーズンに出してきてみると、もっとはっきりとした
汗ジミがでるのは当たり前!と言えると思います。

サマーウールや麻のジャケットやパンツは、
夏の間にクリーニングをしていても、
ほとんどがドライクリーニングだと思います。
すぐに着用するのでしたら、ドライクリーニングでも
ある程度の汚れは取れるのでよいのですが、
ドライクリーニングでは、汗を完全に取る事はできません。

ですので、夏物衣料の仕舞い洗いは
ぜひとも「汗抜きクリーニング」をお薦めします。

「汗抜きクリーニング」は、水洗いXの衣料を
水で洗うので、縮みや色なきなどのリスクが伴います。
ですので、「汗抜きクリーニング」をやらないクリーニング店も
存在します。
「汗抜きクリーニング」は、知識と経験が要ります。
信頼のある店で依頼される事をお薦めします。

来週あたりに、私の所に届いた代表的な汗ジミの
しみ抜き事例を紹介する予定です。
一つは、綿のコートの汗ジミ、
もう一つは、綿ジャージのワンピースの脇が
汗で退色している事例を載せる予定ですので、
また、見に来てください。

風邪をひいておられる人が、多くなってきました。
お互いに気をつけて、短そうな秋を満喫しましょうね!

2007年10月23日

蛍光剤入り洗剤

真っ白いシャツは、見ていても気持ちがいいものです。
しかし、生地は元々、そのような真っ白ではありません。
元々は、生成り色でそれを漂白して
蛍光剤を使用してきれいに白くしているのです。

ところが、衣類に使用される蛍光剤は、
直射日光で分解したり、着用しているうちに脱落したり、
繰り返しの洗濯で取れていったりします。

これを洗濯のつど補い元に戻す目的で
多くの洗剤には蛍光剤が配合されています。

蛍光剤は、紫外線を吸収して青色の光を発する
一種の染料です。
ですので、蛍光剤入りの洗剤で衣類を洗うと
そのたびに蛍光剤が繊維に付着して
光が当たると蛍光(青色の光)を発し
繊維の元の色(黄色)といっしょになって
肉眼では輝くような白色さとして感じられるのです。

ですので、生成り色の服や淡い色のものは、
この蛍光剤入りの洗剤で洗うと、
その色合いを変化させ、本来の色調を無くします。
気をつけてください。

ちなみに、テーマパークで再入場するときに
手の甲などに押されるスタンプ。
押されても目には見えないのですが、
光を当てると文字が浮かんでくるあのスタンプには
蛍光剤が使われているようです。

2007年10月05日

漂白剤が手に付いちゃった!

皆さん、このような経験はありませんか?
漂白剤を使っていると
“手がぬるぬるになる!”とか
“指先が白くなっちゃた!”ということが。

“手がぬるぬるになる!”という場合は
塩素系の漂白剤を使っているときに、よくあると思います。
これは、水酸化ナトリウムによるアルカリ性のためです。
ですので、ぬるぬる感を取ろうと石鹸で洗っても
石鹸はアルカリ性ですので、石鹸では洗わずに
水で洗い流し、その後に酢やレモンなどを手につけて
洗うと早く回復をしますよ!

“指先が白くなっちゃった!”の場合は
酸素系漂白剤の使用時にでると思います。
これは、過酸化水素の漂白効果です。
酸素系漂白剤が付いた場合は、
すぐに水で洗い流してください。
洗い流しても、漂白剤が付いた所は
白くなってきますが、時間が経つにつれて直っていきます。

ちなみに、傷の消毒・洗浄のための殺菌消毒薬の
オキシドールの主成分は、この過酸化水素です。
衣類の漂白剤で使用する場合は、濃度が濃く、
傷の消毒などに使うときは、濃度がかなり薄められています。

ですので、指先などが白くなってきても
「消毒されている!」と思えばいいのですが
濃度の濃い過酸化水素が付くと
その部分が、痛かゆくなって白くなっていきます。

しみ抜きを勉強しだした頃は、
手のひら全体が真っ白になり、痛かゆくてたまりませんでした。
最初は、びっくりして“大丈夫かいな?”と
不安になったものですが、
今では、手際がよくなって白くなる範囲も少しです。
そして、その痛かゆい感覚もあまりありません。
かなり、麻痺しているのかな?!とも思います。

私の指先が白くなっていたら
「今、しみ抜きをしてきたな!」
と思ってください。

2007年09月26日

夜露

今日の朝は、久しぶりに肩まで肌布団を
かぶったままでした。
やっと、季節が一歩進んだようです。

昼間、店で仕事をしていてもクーラーのスイッチに
中々手が伸びませんでした。

その仕事中に、ラジオから天気予報が流れてきて
何気なく聞いていると
「朝晩が過ごしやすくなってきました。
 このように夜中の気温が下がってくると、
 洗濯物は、外にずっと干さないほうがいいですよ!」
と流れてきました。

“洗濯”という単語に反応する所が職業病だな!
と思いながら、続きを聞いていると
「夜露が降りるころになってきました。」
とのことです。

空気中の水蒸気が、気温が下がる事で
植物の葉や建物の外壁などに水滴となった物が露。
それが、外に干してある洗濯物にも付いて
せっかく乾きかかった衣類を、また濡らしてしまうことになるから
この時期頃からは、洗濯物は夕方に取り込んで
乾いていなければ、部屋干しをしたほうがよいみたいです。

また、迷信だと思いますが、
洗濯物を夜露に当てると、縁起が悪いといわれています。

暑い夏は、洗濯物はよく乾いて、いいのですが
“暑くて、暑くて、早く涼しくならないかな~”
と思いますが、涼しくなって洗濯物に関して
“乾きが悪くなってしまって、夏の方が洗濯物が乾いていいわ!”
なんて思うところが、人間というものは本当に勝手なものですね!

2007年09月18日

飛行機雲

午前の集配中、
“9月も15日が過ぎても暑いな~”と
思いながら、真夏のような空を見上げると
ほとんど雲のないところに、二本の飛行機雲。

飛行機雲を見て、ユーミンの歌を口ずさむ所が
僕らの年代ですが、飛行機雲が出ると
明日は“雨”というのは本当なのでしょうか?
天気予報では、今日のように晴れのよう・・・・

飛行機雲は、飛行機の排気からの水蒸気で
できるのでしたよね。
その水蒸気が、水滴になって氷になり雲になるようです。
水蒸気は、水分です。

皆さんが使っているアイロン。
スチームが出ると思います。
そのスチームは、蒸気で水分です。

「アイロンをかけても、しばらくしたらシワが戻ってくる!」
なんていう経験はないですか?
蒸気が衣類に残っていて、乾く時に“シワ戻り”になります。

皆さんのアイロンは、先端の三角形の所から
スチームが出るようになっていませんか?
後方のほうには、スチームの穴がないと思います。
これは、衣類にアイロンをかけるとき
アイロンの先端で、スチームをかけて生地をのばし
後方で、そのスチームを乾かして生地を固定するためです。

ですので、先端が後方になる、逆の方向にアイロンをかける場合は、
スチームは出さないようにしないと、生地にスチームが残り
完全に生地は伸びません。

セーターなどの場合は、これとは違いますが、
シャツやハンカチは、生地にスチームを残さずに、
しっかりとドライアイロンで、スチームの水分を取ってください。

家事の中で一番嫌われている“アイロンがけ”
少しでもコツを掴んで、
アイロンがけを上達させてください。


2007年08月30日

酵素入りの洗剤

家庭用洗剤のパッケージを見ていると
「酵素パワーの**」とか「バイオの力○○」などの
文字をよく見ます。

酵素(バイオ)の働きとはどのようなものなのでしょう。

洗剤の主成分は、界面活性剤ですがそれだけでは
汚れが全て落ちるものではありません。
洗剤の中には、界面活性剤を助け
汚れを落としやすくするために色々な物を混ぜます。
その中に、酵素があります。

衣料用洗剤の中に入れる酵素の代表は
“プロテアーゼ” “リパーゼ” “セルラーゼ”の三種類があります。

衣類の汚れには、人の角質や牛乳・血液・など
タンパク質を含んだ汚れがあります。
タンパク質の汚れで困るのが、水溶性の汚れ。
水溶性ですので、すぐに水で洗濯をすれば
簡単に除去できるのですが、気づかないうちについて
乾いてしますと、変質して繊維に頑固に結びつきます。
そこで“プロテアーゼ”が威力を発揮します。
“プロテアーゼ”は、タンパク質を細かく切断して
繊維から離れやすくします。

また、衣類の汚れに油性の汚れも多くあります。
汗といっしょに分泌される油脂、動植物油脂、
機械油やワックスなどなど。
油性の汚れは、界面活性剤で除去するのですが
それだけでは取れない油性の汚れは
油脂を分解する“リパーゼ”という酵素が有効です。

洗濯物の80%ほどが、綿製品又は綿混紡です。
綿製品の構造の性質により、
汚れが繊維の中に入り込み、閉じ込められた状態に
なることがあります。
その内部にしみこんだ汚れを取るために使われる
酵素が、綿製品を直接分解する“セルラーゼ”です。
衣類の繊維を分解するので、汚れはよく落ちますが
衣類自体を劣化させます。
ですので、洗剤メーカーは衣類に優しい酵素を
研究されているようです。

2007年08月28日

テンセル

洋服を買おうと、ショップに出かけて
「この服、いいな!デザインも色・柄もいいし
 値段も手頃だし、買っちゃおう!」
という感じで、皆さんは買われるのでしょうか?

私は、その場で見て・触って、
これは綿とかシルク・ポリエステル・・・など
素材を見る癖が付いてしまっています。

「私は、デザイン・色・柄に値段
 それに素材も重要視しているわよ!」
と言われる方も多いと思います。

そのような時に、“指定外繊維”という文字を見ませんか?
この“指定外繊維”とは何でしょか?

指定外繊維とは、
家庭用品品質表示法では、日本で販売される
全ての衣料品に対して、その製品が何の繊維で
作られているか繊維製品の組成を表示することが
義務付けられています。
その繊維が、政府の決めた「繊維製品品質表示規程」
にそってその表に記載のない種類の繊維を指定外繊維といいます。
その表には、綿やシルク・ポリエステルなど、
私たちがよく知っている繊維が多く載っています。
つまり、指定外繊維はきわめて使用が珍しいか、
新しくてまだ規程に記載していない種類の繊維ということになります。

その指定外繊維の一つに“テンセル”があります。
テンセルは、摩擦に弱い性質があります。
特に、濡れた状態で強い摩擦があると、変色します。
それに、着用や洗濯によって、色むらや毛羽立ちが
徐々に発生します。

テンセルは、水洗いが可能です。
水に濡れると、硬くなりますが乾くと元の状態に戻ります。
そこで水洗い時の注意点は、生地の折れたところに
摩擦力が加わって、部分的に毛羽立たないように気をつけましょう!
洗濯をするときは、裏返しにされるとよいと思います。

以上のことから、テンセルの服を着用している時に、
食べ物をこぼして、おしぼり等で強く擦ると
毛羽立ち白っぽくなりますよ!
こぼしたときは、おしぼり等で押し当てる程度にして
帰宅してから洗う、もしくはクリーニング屋さんに出される
事をお勧めします。


2007年08月07日

土用干し

先日の月曜日、集配先のお客さん宅に伺うと、
玄関先に梅が干してありました。
そこのおばさんに、
「久々に、このような光景を見ました。」
と思わず声が出ました。
「毎年、梅干をつけているけど
 娘は、無関心で私の代で終わりや!」
と、少しさびしそうでした。

確かに、昔はあちこちで梅を土用干ししている光景が
見えていたのですが、最近ではあまり見ませんね。
梅の土用干しは、“三日三晩の土用干し”と言って
昼間のかんかん照りで干して、
夜露に当てる事で、ふっくらとした梅干ができるみたいです。

これで、ふと思ったのは“着物の虫干し”
着物は、仕舞いぱなしがよくありません。
湿気を嫌う着物ですので、
晴天が2日以上続いた、湿度が低い日を選び、
半日程度を目安に、風通しのよい部屋に着物を陰干しします。
これを“着物の虫干し”で、
空気が乾燥しているときに行うのが鉄則。

虫干しをすることで、
こまめに着物を見ていれば、汚れや傷みにも早く気づきます。

空気が乾いている時ということなので
今ではなく、春か秋の空気が乾いた爽やかな日が
よいと思います。

梅干の光景が、年々消えていくように
着物の虫干し風景が消えないように
半年か1年に一度は着物を虫干ししましょう。

2007年07月31日

プリーツ加工の服

プリーツスカートのクリーニングが来て
プリーツの事を少し調べてみました。

「服地ものがたり」という本を見てみると
プリーツの服は、ポリエステルがあればこそ
生まれたもので、
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は
“熱可そ性”があるかららしい。
“可そ性”とは、生地に力を加えて、形を与えた時
糸が切れたり、溶けたりしないで、力をはずしても、
与えた形を保っているということ。
で、“熱”が頭についてきているので、
加熱をして形を与えてから、冷やすとその形を
そのまま保つ事になります。

綿やウールなどにつけた折り目は、あいまいで
雨などに濡れると、取れてしまします。
そこで、綿にはパーマネントプレス加工、
ウールにはシロセット加工で折り目が消えないようにします。
ポリエステルには、熱だけでよい。

夏服に多い、“シワ加工”もこのような事を
利用しています。

これからの夏のレジャーにカジュアルな装いで
出かけられると思います。
そのような時は、服のシワを楽しむのもよいのですが、
くれぐれも、破目をはずし過ぎないように!
休みでも、折り目ある生活を!

2007年07月20日

気分爽快!

爽快を辞書で調べると
「さわやかで気持ちがよいこと。」
と書いてあります。

好きなスポーツをして汗をかいて気分爽快に!
自然の中を歩いて、気分爽快に!
又は、今まで中々片付かなかった事柄を片付けて気分爽快に!
など、いろんな事で気分爽快になりますよね!

今日も、洗い場に入って、ふと目に入ったのが
全体が黄ばんでいる上着。
そのお客さんに、
「通常のドライクリーニングでは、あまり変わりませんよ!
 黄変の染み抜きと汗抜きをすれば、すっきりしますよ。」
と問い合わせると、
「そうですか、きれいになるならお願いします。」
ということで、処理!

思った通り、見違えるほどにきれいになって
洗っている私が、気分爽快に!

仕事をしていても、気分爽快になるものです!!

2007年07月17日

黒かび

梅雨明けはまだかな!
と愚痴が出てしまうほど、すっきりとした天気に
ならない今日この頃。
天気予報を見ていても、梅雨前線がしっかりと
横たわっています。

このような、じめじめとした日が続くと
体が重たくなり、動くのが億劫になりませんか?
体に湿気が溜まって、重くなっているような気がします。

人間の体だけではなく、衣類も湿気を吸っています。
その湿気を、しっかりと乾かさないと“カビ”が発生します。

今回、事例に挙げるのは、お店の麻のノレン。
暖簾の分かれているところに黒カビがついています。

(画像をクリックをすると拡大します。)

黒かび処理をすると、

(画像をクリックをすると拡大します。)

湿気たままにしておくと、すぐにカビが出ます。
雨降りのゴルフなど、
濡れた服を、ビニール袋に入れたままなどは、
黒かびが出てくる要因です。
気をつけてくださいね!

2007年07月13日

お風呂のお湯

今週末に、台風が近畿地方に近づいてくる様子で
どうか被害が出ないように願うばかりです。
京都の町は、祇園祭が本番になってきていて、
四条界隈には、鉾や山が立ってきて
こちらの方も、気になるところです。

祇園祭、と聞くと“宵山”“宵宵山”が華やかで
宵山は、蒸し暑い京都の夜を連想します。
夕方、お風呂に入って宵山に出かけ
帰ってくると汗だくになっていて、もう一度
お風呂に入る!ということがよくあります。

ところで、“お風呂の残り湯で洗濯をします。”
とよく聞きます。
お風呂の残り湯は、洗濯に適しているのでしょうか。
お風呂の残り湯は、水道水より温度が高いので
汚れは落ちやすくなります。
お風呂のお湯には、汚れや雑菌が含まれていますが、
衣料用洗剤には再汚染防止剤が入っているので
洗濯中の衣料に付着するのを防ぎます。

入浴剤については、洗濯に適していないものもあって
入浴剤の注意表示をチェックしてみてください。

それと、濯ぎや柔軟仕上げには残り湯は避けましょう!
先ほども書いたように、残り湯には汚れや雑菌が含まれているため
濯ぎや仕上げのときに、これらが衣類に付着するので
水道水を使ってください。

これから、家庭洗濯をするものが増えてきます。
水も資源ですから、上手に使い分けて洗濯上手になってください。

2007年07月02日

漂白について

「そろそろ、お米を精米しないとお米がないで!」
と、嫁さんが私に言ってきました。
嫁さんの実家で、精米をする前の米を
里帰りするたびに買って帰ってくるので
家の米びつが、乏しくなってくると
コイン精米所に行っています。

30キロの袋を、クリーン精米(他に7分精米・3部精米などがあります。)
するのに600円で10分そこそこ。
薄茶色の玄米が白いお米になって出てきます。
まるで、お米の漂白やな!
ということで、漂白の話。

まず、洗剤と漂白剤との違いから。
洗剤は、界面活性剤を使って
繊維についている、水に溶けにくい汚れを
取り除いていきます。
それでも、汚れが残ってしまっている、
特に色の付いた物質が繊維に頑固に残っている場合が
シミになります。
それを、目立たなくするのが漂白剤です。
漂白剤は、化学反応によって「シミや汚れを分解」することで、
汚れを落ちやすくするもので、主なものに塩素系と酸素系があります。

塩素系の方が漂白力は高いのですが、
白物にしか使用できませんので、
普段のお洗濯には色・柄物にも使用できる
酸素系の方が適しています。
洗剤の後ろの表示を見れば、塩素系か酸素系かが
分かります。

家庭で、上手に漂白剤を使いこなして
洗濯を楽しくしてください。

2007年06月26日

キッチン用洗剤

いきなりですが、洗剤の主成分は界面活性剤です。
この成分が、入っていれば汚れを落とすことが期待できます。

界面活性剤が入っているものは、
衣類用の洗剤、キッチン用の洗剤、シャンプー・ボディーソープ
などがあります。

そこで、キッチン用の洗剤で衣類の洗濯はできるでしょうか?

答えは、「できます!」ですが、「しかし」がつきます。
キッチン用洗剤は、食器や調理器具の水汚れ・油汚れ
を落とすのが目的で、その事に適した界面活性剤が含まれています。
汚れを落とすのは、洗濯用と同じですが
洗う対象が違います。

キッチン用の対象は洗剤液が浸透しなくてもよい
陶磁器・金属・プラスチックなどであり
繊維に使用したときには、浸透力が乏しいのです。
ですので、黄ばみや黒ずみを落とすのは
キッチン用では難しくなってきます。

それと、キッチンの油汚れは衣類の油汚れよりも
多くの油が付いているので、キッチン用の洗剤は
界面活性剤の濃度を濃くしています。
そのため、一回の使用量をそのまま使うと、
たちまちに、洗濯機は泡だらけになり後始末が
大変です。

まあ、このような事を今回、アップしましたが
キッチン用を、衣類の洗濯に使う方は、
そういないと思いますが、
家庭洗濯で、なかなか取れない油汚れは
一度、そこを水で湿らせてキッチン用の洗剤で
揉んでから通常の洗濯をしてみてください。
意外と取れるかもしれませんよ!


2007年06月18日

ELSコットン

クリーニング業を営んでいると、
当たり前ですが、いろんな洋服の生地に出会います。
何年もの間、クリーニング業をしていますが
品質表示をまったく見ないで、生地の素材を全て
当てるのは大変に困難だと思います。

洗濯やしみ抜きでは、何の素材であるかは
大変重要なので、品質表示は切らないでくださいね!

先日、私の所にポロシャツのクリーニング依頼が
ありました。
見た目は光沢があってシルクのようで、
触ると、なんともいえない良い肌触り、
品質表示を見たら綿100%なのです。

このような綿を“ELSコットン”って言うのかな?
と思いました。
ELSコットンとは、“エクストラ ロングステイプル コットン”の
略で、いわゆる超長綿のこと。
吸水性が大変高く、肌の上から直接着るのに最適な綿の事です。

私は、ポロシャツは鹿の子織りが好きで
それ以外の生地のポロシャツは、ほとんど持ってはいませんが、
このような生地のポロシャツを着たら
この生地以外は、着れなくなるだろうな!
と思いながら、高級綿なので単品洗いで洗って納めました。

2007年06月12日

香水にご注意を!

今日は、暑かった!
洗い場に入ると、真夏はむせ返るような暑さ!
しかし、今日は、まだそのような暑さではなかったようで
タオルを首に巻いて、洗い場に入ったけど
そのタオルが、あまり活躍をしなかったので、
本番の暑さは、これからですね!

暑くなってくると、汗が出てきます。
汗が出てくると、汗の臭いが気になってきます。
そこで、オーディコロンや香水を使われる
方がおられると思います。

香りには、樹木、あるいは花や動物から採ったもの
など色々ありますが、暑いこれからの季節には
柑橘(かんきつ)や樹木の香りが
気分を爽やかにしますよね!
そのような香りの香水やコロンをつけていただくのは
いいのですが、その香水やコロンが
衣服に付くと悪さをします。

何が悪さをするかといえば、それらに含まれている
アルコールです。

ポリエステルなどの染料は“分散染料”を
用いる事があり、この染料は、
水には溶けませんが、アルコールには弱い所があります。
ポリエステル服地のブラウスやドレスに
香水などのアルコールが付くと、染を乱すことがあるのは
このようなことからです。

ですので、香水などは先につけて
それから服を着用される事をお勧めします。
ヘヤトニックも同じ事です。

これから、臭いが気になる季節ですが、
だからと言って、あまりにもきつい香水の臭いは
周りの人に、かえって不快な感じを与えますので、
ご用心!

2007年06月05日

紫外線が強くなってきています。

「5月が一番紫外線の量が多いので、
 外出の際は紫外線対策を、しっかりしてください。」
とよく聞きます。

この紫外線、人間の皮膚だけに影響を与えるだけではなく
衣類にも影響を与えます。

紫外線は、衣類に当てると繊維の
脆化(ぜいか・もろくなる事)と黄変を発生します。
ですので、洗濯物を直射日光の下に干していると、
色物は退色し、白いものは黄ばんでいきます。

ですが、紫外線には消臭・殺菌の効果もあり
外で干したタオルなどに、嫌な臭いが無いのはこのためです。

それに、持統天皇の歌に
「春過ぎて夏来るらし白たえの衣ほしたり天の香具山(二八)」
があります。
この歌は、単に夏になったから香具山に洗濯物を干している、
と言う歌ではなく、白たえの衣をより白くするための
紫外線漂白、すなわち「晒(さら)し」作業の光景ではないか。
と言われています。
紫外線を上手に使うと漂白効果があります。

アフリカの原住民が腰に巻いている白い布が、
白いのは、この紫外線が影響しているのではないのでしょうか!

しかし、一般的には紫外線は衣類にダメージを与える物で、
大事な衣類などは、乾いたら早めに取り込んでください。

2007年05月21日

シルクジャージのワンピース

つい先日にゴールデンウィークという連休が
終わったところなのに、
もう夏休みの予定が気になる時期ですね。

連休は、どうしますか?
実家に帰る、家でのんびりとする、趣味に高じるなど
ありますが、やはり旅行に行く!が多いと思います。

そんな時に、女性の方に1枚あると便利なのが
“シルクジャージのワンピース”
ワンピースの素材やデザインは、多種多様です。
なぜシルクをジャージ編みしたタイプがいいかというと
夏は涼しく、冬は暖かいというシルクの性格を十分に
生かすと同時に、伸縮性や肌触り、独特の光沢で
着ている人に、上品な雰囲気を醸し出せるからです。

同じ光沢のもので、レーヨン素材のものもありますが、
旅行カバンの中に入れて行くと、どうしてもシワが気になります。
シルクジャージは、丸めてカバンの中に入れていても
大丈夫です。

さらに、昼間はキャミソールを重ね着してサンダルを
履くとカジュアルに!
夜は、ワンピース一枚に光るアクセサリーをつけて
ハイヒールを履けばディナースタイルになります。
女性のワンピースは、男性のスーツのようなものです。

値段は少し高めのものが多いようですが、
海外旅行を考えておられる女性の方は、
“シルクジャージのワンピース”
一考の余地があるのでは!

2007年05月15日

逆開ファスナー

クリーニング事故には、
型崩れ・破れ・脱色などなど洗いでの事故、
誤配などの受け渡しでの紛失など
数えれば、きりがないほどたくさんあります。

クリーニング屋さんは、多くの経験で
それらの事故を未然に防いでいます。
でも、時には単純ミスや経験した事のないことでの
事故はあります。

このような事を書くと、「事故の話か!」と思われますが、
今日、ファスナーで焦ったことがあったので
このような書き出しになりました。

一つ間違えれば、事故になっていたかもしれません。
それは、コートのライナーをつけようと
コートの裏の片方のファスナーに
ライナーのもう片方のファスナーを付けて引き上げたところ
通常ですと、持ち手を引き上げたら持ち手の下は
綺麗にかみ合ってつながっていきます。
ところが、今日は持ち手を上げたら
片方のファスナーしか出てきません。
もう一方のファスナーは、下には出ずにそのまま上に!
「よりによって、こんな時間のない時に!!!」
と、ちょっと怒り気味に!
なかなか下には下がらず、徐々に焦りに!

少しゆっくりと動かしてみると、下がっていったので
何とか難なく事は納まりましたが
意外とファスナーの事故も多いのです。

そんな中、新聞に「逆開ファスナーが人気」という記事。
“逆開ファスナー”は、冬物の厚手のコートやジャンバーに
多く見られる、持ち手が上下二つあるファスナーで
上の持ち手を上に上げると、閉まっていきますが
その状態で、下の持ち手を上げるとファスナーは
開いていくタイプのものです。

このタイプが、今まではコートなどに使われていたのが
薄手のものにも出てくるみたいです。
割合も通常のものと、半々になってきているみたいです。

焦るとうまく閉まってくれないファスナー、
少々荒く扱っても、きれいに閉開して
それでいて、ファッション性があるファスナーを
早く市場に出してくださいファスナーを作っている大手さん!

2007年04月30日

縞柄

野球シーズンが始まって一ヶ月、
野球ファンにとって、一喜一憂の日々が
続いていると思います。
大リーグの方も、日本人プレーヤーが多くなり
放送でもニュースでも多く見るようになりました。

その中で、ニューヨークヤンキースのユニホームで
“ピンストライプ”という言葉をよく聞きます。
ピンストライプは、ピンで書いたように極細の縦じまの事で
地色と縞の濃淡がはっきりしているのが特徴です。

そこで、色々な縞模様の話。
あの懐かしい“ひょこりひょうたん島”の海賊、黒ひげの姿で
おなじみの白地に黒の太い横縞のTシャツ、
この場合の縞は、白色と黒色が同じ幅のもので、
この縞を「パイレーツ」と呼びます。

海賊ということで、船続きで“デッキ・ストライプ”があります。
これは、船のデッキ(甲板・かんぱん)におかれている
椅子(デッキ・チェア)に用いられている綿の、綾織の
白地に青の太い縦縞です。

縞の幅と、地色の幅が同じ幅のものを“棒縞(ぼうじま)”とか
“ブロック・ストライプ”とよびます。パイレーツもこれに入ります。
棒縞で細かいものが、シャツによく使われています。
その幅は、4ミリぐらいで、これを“ロンドン・ストライプ”と呼びます。

縞と縞の間隔があいているものを
“間明大名(まあきだいみょう)”とか“トラック・ストライプ”と呼び
服地の時は、幅が広すぎる!と感じるものが
シャツなどになると、ちょうどよい感じになります。

これからの夏服。
縞模様が多くなってきますが、
夏で開放的になって、心が邪(よこしま)にならないように!

2007年04月26日

餅は餅屋

季節が変わって、暑くなってくると衣替えも進みます。
衣替えの最後の方は、シャツが半袖になり
長袖を仕舞い洗いされます。
今は、その段階ではないのですが、
先日、「ワイシャツの衿が汚れて、とってほしい!」
との依頼がありました。

シャツは洗ってあるのですが、
衿が、うす汚れっていて確かに綺麗!という状態では
ありません。
「家で洗っているのですが、なんとなくよごれてきて・・・」
と言われていました。

そこで、家庭洗濯とプロの洗濯の一番の違いは、
使う洗剤の違いや機械が違う、のほかに
なんといっても、高温で洗う!という事です。

最近の家庭洗濯機は、ななめドラムや乾燥機付き・
オゾンの力で殺菌するなど
私たちが見ていても、すごい機種が出てきています。
それでも、50度・60度、それ以上の高温のお湯で
洗う事は、なかなかと出来ません。

高温ですと、その洗剤の能力を最大限、引き出せます。
ですので、プロが洗うYシャツは綺麗なのです。
ただ、何でもかんでも高温では洗えません。
そこを選別するのが、プロです。

それに、仕上げもプロの方が綺麗にいっていると
思っています。
仕上げには色々と、不満の声は聞こえてきそうですが、
本当に大事にされているシャツは、
その旨をお店に伝えてください。
値段は、高くなりますがボタンの破損や
気に入らないシワはなくなるとおもいますよ!

“餅は餅屋” “洗濯は洗濯屋”
家庭で洗っておられる方、洗濯屋さんに依頼されると
やはり違うな!と感じられますよ!

2007年04月19日

スプリングコート

陽だまりを見ていると、すっかり春。
太陽の光の下は、本当に気持ちがいい季節です。
このような時候になると、キャンディーズの歌ではないですが、
「重いコートを脱いで出かけませんか?」って
口ずさんでしまいますよね!

しかし、まだまだ朝は寒く、重いコートはまだいるけど
周りを見たら、冬のコートではちょっと・・・・
そこで、活躍するのがスプリングコート!

せっかくのスプリングコートですから、
白・水色以外なら、薄い色を選びましょう。
ベージュ系は冬コートでも一般的なので、
より明るい色のものを選ぶようにしましょう。
グレー系はくすんで見えるので、おすすめできません。

スプリングコートの丈は、あまり長くないものを選びます。
ひざが隠れるくらいなのは少し長すぎで、
見た目に重く感じられます。
それと、デザイン的にポイントなのがウエスト位置。
コートにベルトが付いているのであれば、
自分のウエストより、少し上の位置にくるようなものを、
ベルトがないタイプのものであるなら、
後ろにベンツがあるものを着ると足が長く見えますよ!
ベルトもベンツもないタイプのものは、
ダブッとしていて、これも重く感じられます。

それと衿ですが、大きいものの方が
ジャケットとの違いがはっきりしていいと思います。
また、衿が大きいと小顔に見える効果も
期待できますよ!

暖かくなってきて、身軽になって新緑の中を散策する!
といった事も、体も気持ちもリフレッシュして、
たまには良いかも?!
スプリングコートを羽織って、
歌でも口ずさんで出かけましょうか!!
“雪が溶けて川になって流れていきます~♪♪”

2007年04月17日

冬物も汗抜き!

4月になって冬物の仕舞い洗いが、本格になってきました。
今しばらくは、コート類などがほとんど!
 
それらコートでも、汗の臭いがするものも中にはあります。
今は、コートを着る寒い冬でも電車の中や建物の中は
十分なほどの暖房が行き届いています。
私も時々、地下鉄などに乗りますが
座席の温さは、心地が良いよりも不快な気持ちになる事もあります。

ましてや、今年は暖冬!
確か、2月のある日は、シャツ一枚でも過ごせるほどの日が
あったように思います。
2月ですので、朝、出勤する時はコートを羽織られると
思いますが、そのような気温が高い日は汗ばむと思います。

よく、秋になって冬物を着ようと思ってクローゼットから出してきた
スーツが、脇や衿周りに汗ジミが出てきて、慌ててしみ抜き依頼を
出されるお客さんが多くおられます。
冬物ですから、汗は関係がない!と思われているようですが、
先ほど書かせてもらったように、冬でも汗は掻いています。
ましてや、夏物と違ってシーズンに、
そう何回もクリーニングをされません。

ドライクリーニングでは、汗は完全に除去できません。
これから、仕舞い洗いの中心になってくる
スーツやセーターは、出来れば汗抜き洗いをお勧めします。

秋になって、慌てる事のないように!

2007年04月13日

十二単衣

今日は、中国の温家宝首相が御所の迎賓館に来られ、
その後、立命館大学・嵐山と回られるのに伴い
朝から警察の方が、京都の町のあちこちを警備されていました。

足立クリーニング店は、京都御所に近く
その上、本日の午前中は御所近辺の集配がほとんど、
「今日の集配は時間が掛かるな。」と覚悟をしていたのですが、
首相が迎賓館に来られたのは昼からで、
午前中はスムーズにいけました。ホッ!

集配に時間を気にするのは、このように渋滞が予測される時や、
祭りなどで交通規制がしかれる時です。
祭りといえば、5月15日に京都三大祭の一つ“葵祭り”があります。
先日、今年の葵祭りの斎王代(さいおうだい)が決まりました!
とのニュースがありました。
斎王代は葵祭りの主役で、十二単衣をまとっておられます。

十二単衣は、正式名は五衣唐衣裳(いつつぎぬ、からぎぬ、も)、
または女房装束(にょうぼうしょうぞく)というそうで、
実際は12枚衣を重ねるわけではないため俗語であるようです。
衣を十二分に着ていることから、このような言い方になったそうです。

どのように着ていたかというと、
小袖(こそで)の上に袴(はかま)をつけて、
単(ひとえ)、袿(うちぎ)を重ねます。
その上に打衣(うちぎぬ)、表衣(おもてぎぬ『表着(うわぎ)』ともいう)
裳(も)、唐衣(からぎぬ)を着る。
袿(うちぎ)は単色で数枚重ねて付ける。
一つ一つの衣の意味は、ここでは勘弁してください。

衣はみな絹で、総重量は20kgほどになるようです。
複雑な着物の割には仮ひも2本で着つけを行い、
最後に裳の紐のみで固定されるので、
現在の着物より着つけ道具は少ないですよね。

現代の斎王代は、平安時代の女性貴族と同じ
十二単なのかは分かりませんが、せっかくの衣装です。
五月晴れの下で、華やかに行進していただきたいものです。
しかし、それに伴う交通規制は・・・・・


2007年04月11日

高級綿のシャツ

暖かくなってきて、薄着をする季節になってきました。
このような気候になると、
クリーニング業は、仕舞い洗いに忙しくなるのですが、
それに加え、綿シャツやブラウスなどが増えてきます。

シャツは、背広の下に着るビジネスシャツは
ずっと、あるのですが、ノーネクタイでも着れる
デザインシャツが増えてきます。

綿のシャツと言っても、綿にも色々ありますが
呼び名はほとんどが、生産地からくる呼び名です。
エジプト綿やインド綿・中国綿などなどあります。
それらの綿の品質を左右するのが、
綿糸の細さがポイントとなってきます。

綿糸の細さの単位で、数字が大きいほど
糸は細くなります。
1ポンドあたりの糸の長さが単位長(840ヤード)の
ものが1番手。100番手だと長さはその100倍の長さ。
短繊維の綿は、細いほど弱くなるため
2本を撚って1本の糸にするのですが、
それを双糸といいます。
ちなみに、1本よりは単糸(たんし)。

この番号が大きい綿のシャツは、
肌触りが気持ちよく、見た目も光沢があります。
このようなシャツは、出来るだけ糊は入れない方が
そのシャツの持ち味を長続きできます。
シャツを購入される時に、販売店の方が言われているのか、
最近、「糊なしで、お願いします。」といわれる方が
多くなってきています。
そのほとんどが、高級シャツです。

しかし、全てのシャツを糊なしは、どうかと思います。
ビジネスのシャツは、やはり襟元はシャキッとしていなければ
なりませんし、糊をつけることで
型崩れを防止したり、汚れ落ちがよくなったりします。

これからの季節、シャツがおしゃれのポイントとなります。
オン・オフとシャツを替えてみては、いかがですか!


2007年04月03日

水滴に注意

黄砂がひどい、ここ数日ですよね!
自店の前から見える比叡山も、
昨日はまったく見えないほどです。
そして、屋根のないガレージに停めている
私の車は、黒色なのですが
ものの見事に白い斑模様になってしまっています。

このような日は、洗濯物は部屋の中に
干したほうが無難ですよ!
手すりなんか、すぐにザラザラになっているのですから、
濡れている洗濯物には、思っている以上についている
と思いますよ!

そんな黄砂が多い日の、雨はかかりたくないですよね。
それでなくても、空気中のチリやほこりを含んでいるのに
それ以上に黄砂だなんて嫌になります。

でも、黄砂を含んでいない雨でも
蛇口から出るきれいな水でも、服地に付くと
シミになる場合があります。
これを“水シミ”とか“ウォーター・スポット”と呼んでいます。

服地に水がかかると、そこが濡れ色に変わります。
乾いて、その濡れ色が消えればいいのですが、
乾いてもあとが残ったりします。
水滴があたった所の繊維が、水を含んで、
膨らみ、縮む事によって生地の厚みが増します。
すると、そうでないところと差が出来てしまいます。
この差が衣表に出てしみのように見えます。
水滴による部分収縮が水シミです。

この水シミは、水につけると簡単に消えます。
が、水につけると型崩れや色泣きをするものは
注意が必要です。

また、絹織物は、水性の糊で仕上げているのが
一般的ですので、水シミが出来やすいので
こちらも要注意です。

昨日、私の所に
「この訪問着、涙がこぼれてシミになってしまいました。
 しみ抜きをお願いします。」
との依頼がありました。
確かに、見てみるとシミがあります。
画像に残そうかと思い、写したのですが、
どうもきれいに写らないので今回は、なしです。
確かに、涙も水分。
これも“水シミ”です。
明日にでも、処理をしておきましょう!

2007年03月21日

卒業シーズン、真っ只中!

自店の近くに、同志社大学があります。
今週になって、大学の卒業式が連日、行われています。
男性は、圧倒的にスーツ姿ですが、
女性は、袴姿がとても目に付きます。

女子大生の袴は、明治から大正時代の女学生の
制服が今に伝わるものです。
当時は、矢絣(やがすり)の着物に海老茶の袴、
式典には、色無地紋付の着物に紺色の袴が
一般的でした。
履物も、日常は編み上げの靴を履きますが、
正式な場では草履とされていました。

ですので、正式な式典(卒業式)などの袴姿は
色無地紋付の着物に紺色の袴と草履となるのですが、
今は自由です。

袴の色も、紺・緑・えんじ・紫など
袴上の着物も、色無地のほか
振袖・訪問着・付け下げ・小紋など様々です。
特に、同日の謝恩会に振袖で出席をするのでしたら
袴に振袖という組み合わせですと
着替えがスムーズに行きます。

また、履物も草履から動きやすい
ブーツ姿になってきています。

伝統を踏まえながら
少しずつ変化をしているようですね。

2007年03月16日

皆さん、注意をしてください!

服を購入をするとき、皆さんは何をポイントにしますか?
今、流行っているデザインの物、
自分の気に入っているブランドの物、
それよりも何よりも金額、
何を購入するかを決めて、売り場に行って買う、
何も考えずに、衝動買いが多い、
などなど、人それぞれにいろんな思いや考えで
服を購入されているのだと思います。

私も、服は好きです。
よくデパートなど衣類を売っている所によく行きます。
去年あたりから、コートだけではなく
セーターやジャケットなどに毛皮が付いているものが
多く見られるようになってきています。
私も何点か、そのような服を購入をしました。
その服を着ていると、衿周りや袖口に
毛皮が付いています。
その部分は、よく体にすれる部分です。

クリーニング新聞に
「トラブル未然防止、毛皮部分使いに注意」
と題された記事が載っています。
そこには、ラビットの毛皮付き婦人コートの事例が載っています。
その毛皮の、毛が脱落して皮が露出しています。
「クリーニングに出す前は、このような状態ではなかった!」
とお客さんから申し出があったようですが、
クリーニング総合研究所が調べたところ
「着用により擦り切れて、皮の部分が露出した。」
と判断が出ました。

擦り切れて、毛の部分が抜けかけていたのを
クリーニングによって完全に取れたのですが、
このことは、受付時にお客様に説明をする必要があります。

皆さんも、毛皮付きの衣類をお持ちであれば、
一度、確かめてください。
毛皮の毛が、抜けかけていないかをチェックしておいてください。
大事な服、気に入った服をいつまでも
気持ちよく着ていただけるように
私たち、クリーニング業も努力をしています。
皆さんも、大事な服を大切に扱ってください。

2007年03月12日

虫食いに注意

夕方のニュースで、
「営業を終了をしたのですが、また営業を再開しました。」と
スキー場の話題がありました。
本当に、ここ数日は寒いです。
店から見える比叡山も、今年は白くなったのが
あったのかなと思うのですが、今日の朝は
白くなっていました。

しかし、今年の冬は記録的な暖冬です。
暖冬だった事で、衣類の害虫も多く活動しているみたいです。
衣類に害をもたらすのは、イガやコイガ、カツオブシムシなどが
代表的です。
その中で、イガやコイガは寒さに弱いので本来の寒さですと
死滅する数も多いのですが、今年は相当数生き延びていると
予想されています。
また、カツオブシムシは、光が苦手ですので
繊維の奥の方から食べていくようです。
表面は、どうでもないのですが、透かしてみると
生地が薄くなっているようでしたら、カツオブシムシに
繊維を食べられている可能性があります。

そこで、虫食いを防ぐには、
しっかりとした洗いと、防虫剤が必要になります。
ムシは、食べこぼしなどを餌にしているので
しっかりとしたクリーニングが必要です。
それに、高級素材といわれているシルクや
カシミヤなども好物ですので、
それらに近寄らないように防虫剤も必要です。

防虫剤は、防虫ガスを出して害虫を寄せ付けない
働きをしています。
ですので、以下のことに気をつけてつかってください。
まず、ガスは空気より重たいので、下のほうから
溜まって衣類全体にいきわたるので、
しばらく使わない衣類は、防虫剤を使用し
密封状態でないといけません。
クローゼットの場合は、開けるたびに防虫ガスが
外に出ていっていると思ってください。
それと、クローゼットの中にたくさんの衣類を
詰め込まないようにしなければなりません。
クローゼット用は、上に吊るすタイプで
上から下にガスを流すのですが、詰め込みすぎると
隙間がないため、ガスが全部の衣類にかかりません。
それに、当たり前の事ですがクリーニングから
帰ってきたビニール袋に掛かったままでは
ガスはかかりません。

長くなってきたので、また後日に
虫食いについて書き込みをします。
また、見に来てくださいね!!!

2007年02月05日

黒留袖の話

1月の後半から、着物洗いの依頼が増えてきています。
仕事で、着物を着ておられる方や、
「正月に着用して、しばらく使わないので洗っておいてください。」
「孫を抱いていて、肩によだれをつけられて・・・」
「七五三で使ったのですが、やっぱり洗っておいてください。」
と言ってこられるお客様など色々です。

と言う事で、今回は着物の事を書こうと思います。
着物の中での“黒留袖”に的を絞ります。

黒留袖は祝儀のためのフォーマル着物です。
黒地の着物の背中心、両胸、両外袖の
五箇所に日向紋(12月5日の紋の話を参照)を染め抜き、
裾に模様を描いた着物です。

昔、女性が18歳になった時、又は結婚をしたときに
それまでに着ていた振袖の袖を切って
短くしました。この風習を“留袖”と言います。
このように留袖は大人の女性がごく普通に
着る着物を指していたのですが、
十九世紀はじめに、黒地染め抜き日向五つ紋の
江戸褄(えどづま・裾模様)を既婚女性の
式服とする習慣が民間に広がり、以来、
この着物を黒留袖と言い習わしています。

黒留袖の生地はおもに
一越縮緬(ひとこしちりめん・しぼが小さくかたく織った縮緬)
が用いられ共八掛(ともはっかけ・裏地の裾部分が表地と
同じ生地)がついています。
本来は、白羽二重(下着)の着物を重ねて着ていましたが、
近年は、着やすくするために衿や袖口、
振り、衽(おくみ)を二枚重ねしたように仕立てる
比翼仕立て(付け比翼)にします。

黒留袖の文様は、裾だけにありますが
縫い目で模様が途切れない
絵羽模様になっています。
それに、半襟と長襦袢は白を使います。

この黒留袖、着用している時間は長いのですが、
地が黒色なので、汚れが目立ちません。
ですので、洗いが遅れてしまいます。
衿や袖口、裾の比翼の所を見てみて
汚れが目立ってきたら、洗いを考えてください。

高価なものです!きちんとアフターケアをすれば
いつまでも着れるものですよ!

2007年01月12日

柔軟剤の働き

タオルやトレーナーを洗濯する時、
最後に柔軟剤を入れる方が多いと思います。
私の所も、水洗いや汗抜きなど水で洗った最後に
仕上げ剤(柔軟剤)を入れています。
これは、肌触りを好くするため
気持ちよく着てもらうために使っています。

ところで、なぜ柔軟剤を入れると肌触りがいいのでしょうか?

少し専門的な用語が出ますが、我慢して最後まで読んでください。
シャンプーや洗剤の主成分は、陰イオン系界面活性剤(アニオン)で
洗浄力は強くて濯ぎ時には、繊維から離れやすい性質を持っています。
柔軟剤には、陽イオン系の界面活性剤(カチオン)が使われています。
この陽イオン系界面活性剤は、洗浄力が弱いのですが
水で濯いでも繊維に吸着して離れにくい性質を持っています。
このような理由から、柔軟剤に陽イオン系の界面活性剤が
使われているのです。

洗剤はアニオン(陰イオン)ですので、洗濯をした後の繊維は
水の中でマイナスの電気を帯びています。
そこに柔軟剤(カチオン・陽イオン)を入れると、プラスとマイナスが
引き合う作用で柔軟剤が繊維の表面にむらなく覆います。
陽イオン系界面活性剤には、水と仲がいい部分と油と仲のよい部分が
あって、繊維の表面には水と仲がいい部分が付着して
その反対の油と仲がいい部分が表に出ます。
つまり、繊維が油ような膜に包まれて、人の肌に触る時に
軟らかいと感じられるのです。

でも、同時にこの繊維を覆う膜が吸水性をそこねていて、
柔軟剤がよく効いているバスタオルでお風呂上りに
体を拭いても、もう一つぬぐえていない感じがするのは
このことが原因です。

もう一つこの膜の働きとして、繊維と結合している部分が
陽イオン系界面活性剤の水と仲がいい部分でしたよね、
そこは水分子が強く結合しています。
水は電気を通す性質があって、繊維の表面に一列に並んだ
界面活性剤の水と仲がいい部分は繊維上に溜まった
静電気を通しやすくする道を作り、
柔軟剤は静電気防止の効果も発揮します。

以上、堅苦しい事を書きましたが、
柔軟剤を使うと、柔らかく感じられ静電気防止にもなるが
吸水性が落ちる!っていう事が今回、書きたかったことです。
今では、吸水性を上げた柔軟剤が出てきているのですが
肌触りが・静電気防止にはもう一つみたいです。

ですので、タオルハンカチは吸水性のよい柔軟剤を、
洋服・下着には従来の柔軟剤を!
と使い分けるのもいいかもしれませんね!

2007年01月06日

部屋干しのコツ

またまた今週末は、天気が荒れ模様。
このように、天気が悪くなれば洗濯物を部屋に
干す事が多くなってきます。

部屋干しをすると、嫌なにおいがする!といった
心配が出てきますが、嫌なにおいの一因は
「汚れたまま湿った状態が長く続く」が挙げられます。
においを防ぐには、汚れをしっかり落とす事と
早く乾かす工夫も不可欠です。

部屋干しをするときの干す場所ですが、
部屋の中でも風通しの確保できる所を選び、
洗濯物の周りの空気を常に交換する事を心掛けます。
冬は寒くて窓を開けっぱなしにするのは、嫌だな!と思われるので、
エヤコンのドライ機能や除湿機を有効に使いましょう。
また、浴室に干すのもいい方法です。
浴室乾燥機がなくても、換気扇を回しっぱなしにしておくだけでも
十分に空気の流れは確保できます。

反対に勧められない場所は、カーテンレールです。
窓際は、結露等などで湿気が多く乾きにくい場所です。
それに、カーテンや窓などの汚れが洗濯物に付く
可能性もあるのでカーテンレールは避けた方がいいのです。

干し方にも注意をしてください。
まず、洗濯物の間隔をあけて、空気が通る隙間を確保する。
並べて干す時は、丈の長いものと短いもの、
厚手のものと薄手のものを交互に干します。
ボタンやファスナーははずす、厚手のハンガーを使うのも有効です。
それに、乾いたものから取り入れる事も大事で
隙間をあけることで厚手のものも早く乾きます。

以上のことを心掛ければ、部屋干しでも洗濯物は
乾いていきます。が、やはり太陽の光の下で干した
洗濯物は気持ちがいいものです。
天気の良い日は、少しでも外に干すことも大事ですよ!


2006年12月12日

ウールは身を守る

羊の代名詞的な存在であるメリノ(Merino)種は、
世界各地に広く分布し、世界で最も優れた品質の
羊毛を最も多く産出している羊種です。

その羊から取れるメリノウールの原毛には、
ラノリンなどの脂肪質を含んでいます。
この状態のウールを“脂付き”と呼ばれています。

しかし、この脂付きのウールには臭いがあり、
また、好みの色に染めにくいため
精錬漂白をして、無色無臭にして好みの色に
染めて服地を作ったり、編んでセーターやカーディガンを
作っています。

一般に売られているウール製品には、ラノリンは取り除かれて
いるのですが、漁師が着るフィッシャーマンズ・セーターには
ラノリンが含まれている原毛で作られているものがあるみたいです。
ラノリンが含まれているので、水を弾く、水に濡れにくいわけで、
それに、着ていて温かい。
でも、重くて、臭いがする!ので一般には受けいられないようです。

ウール製品を洗う場合、クリーニング屋さんは通常
ドライクリーニングをします。
ドライクリーニングは、油汚れをよく落としますが、
汗など、水でよく落ちる汚れにはもう一つです。
ですので、Wクリーニングなどで、水で落ちる汚れを落とす
方法でウール製品をきれいにしているのです。

ドライクリーニングは、油汚れを良く落とす!
これって、必要な油分も落としていっている場合もあります。
「このカシミヤのセーター、なんだかゴワゴワしてきたわ!」
「タートルセーターの肌触りが、心地良くなくなってきた!」
などと思われたら、もしかしたらウールが持っている
必要な油分が取れてきているのかも知れません。

当店のこだわりの一つですが、
私の所のドライクリーニングには、アパレルが使っている
シリコン剤を入れています。
シリコン剤とは、化粧品などでも使われていますが、
大きく表現すると油分です。
このシリコン剤を使い始めた頃、本当に肌触りがいい!と
思いました。
特にカシミヤのコートの肌触りがいいな!と感心しました。
今では、すっかりなれていて自分では判らないのですが、
先日、
「足立さんの所に出したスーツ着ていて、やわらかくて気持ちがいい!
 以前の所は、ゴワゴワしていたのですが・・・」
って言われました。
なんか自慢話になりましたが、本当にうれしかった一瞬でした。

このシリコン剤は、もちろん無色無臭ですよ。
でも、ラノリンを含んでいるフィッシャーマンズ・セーターは
雪の日の漁には威力を発揮し、漁師の身体を保護し生命を守っています。
ですので、猟師さんたちはラノリンの臭いがすると
安心感が沸いてくるのだそうです。

臭いというのは、その人その人それぞれですね。

でもやっぱり、服は無臭が一番いいですよね!


2006年12月07日

雨の日のベルベット

先日、雨の日に嫁さんが
お気に入りのベルベットのジャケットを着て外出しました。

その数日後、
「お父さん、このジャケットこんな事になっている!」と
慌てて、私に見せに来ました。
見てみると、肩から背中にかけて、雨の痕が付いています。

「このジャケット、初めて着たのに・・・・
 雨の日に着ていくものじゃないな~・・・」とショックをうけていました。

「一度、そのメーカーに『雨の日に着たら、雨の痕が付いたのですが
 この商品は、このようなことになるのですか?』って、聞いてみてみ。」
と言って嫁さんに電話をさせると、相手のメーカーが出て
「そのようなことはないと思います。
 信頼のおけるクリーニング屋さんに相談されては!」
ですって!

この雨の痕は、蒸気アイロンとブラッシングで綺麗に直るのですが、
まだ一度も着用していない新しい服が、雨に当たったぐらいで
このようになるのが納得いきませんでした。

偶然にも、今回のクリーニング新聞に、このことが載っていたので
余計に納得がいきません。

その新聞には、
ベルベット素材は、レーヨンやシルクの起毛繊維が使用されています。
レーヨンやシルクは、他の繊維に比べ美しい光沢が出ますが、
吸水性が極めて高いので、雨に濡れると繊維が水分を吸収して
雨ジミが出来ます。
ベルベットの場合は、雨の当たったところの毛羽繊維が倒れて
その部分だけ光沢が変化するということになる。
このことを防ぐために、製造段階で水をはじく撥水加工が
施されている。
撥水加工がしてあると、水は弾かれて水滴のまま
転げ落ちるとの理由からです。

この記事を読んで、嫁さんのジャケットに撥水加工を
したのですが、なんとなく納得がいっていません。

この記事には、他にシルク・レーヨンのプリーツ加工が
してある服にも雨が当たるとプリーツが取れてしますので
撥水加工をしておいたほうがいい!と記載されています。

シルク・レーヨンのプリーツ加工のしてある服や
ベルベットの服などをクリーニングに頼まれる時は
撥水加工をするようにクリーニング屋さんに
依頼をしてください。
撥水加工は、着用中やクリーニングをすると効果が
薄れてくるので、クリーニングのたびに依頼する事を
お勧めします。

今、嫁さんのベルベットのジャケットは、
きれいになって次の出番を待っています。
もう、雨の日でも大丈夫だと思いますよ!

2006年12月05日

紋のお話

着物の洗いを勉強していると、
着物自体のことを、もっと知りたくなってきています。
京都で生まれ、京都で育ち、京都で生活をしている私は、
着物姿の人を昔からよく見ます。

京都=着物、着物=京都だとは思ってはいません、
着物=和服で日本の代表的な衣服で、日本中の
どの地域でも親しまれているのだと思っています。
でも、着物の似合う町として、京都は代表的な地域だとも
思っています。

洋服だってそうなのですが、着物もたくさん知らないことがあります。
ですので、私自身が勉強しているつもりで、
少し前から、このブログに着物の豆知識として書き込んでいるのです。

そこで今回は、“紋”です。
“紋”とは紋章の事で、世界で紋章を持つのは、
ヨーロッパや米国の上流階級と日本だけといわれていますが、
日本では紋章を、“紋”又は“家紋”といって、全ての家に
家紋があるのが特徴です。

家紋は、平安時代の公家が調度品などに使ったのが
始まりとされ、鎌倉時代になると武士も公家にならって
家紋を持ち始め、戦国時代では軍旗や笠に家紋を
配し、敵味方を見分けやすくするために使われました。
そして、江戸時代になってからは、広く庶民にも家紋が
使われ始め、次第に紋のおしゃれを楽しむようになったのです。

礼服の格の違いで、つける紋の数が五つ・三つ・一つと異なってきます。
最も正式なのが五つで、略式なのが一つです。
一般的に着物の紋の大きさは、
男性用は3・8センチ、女性用は1・9センチが現在の標準です。

紋には、“染め抜き紋”と“繍い紋(ぬいもん)”があり
染め抜き紋は、白く染め抜いた紋、
繍い紋は、刺繍の紋のことです。
そしてどちらの紋にも、
紋の型を染め抜いたり繍ったりした“日向紋(ひなたもん)(陽紋)”と
紋の線だけを染め抜いたり繍ったりした“陰紋(かげもん)”があり、
日向紋のほうが正式です。

また、元々、紋の周りを円で囲んだ家紋もありますが
そうでない紋は、円で囲めばより正式な紋になり、
男性がつける場合は、全て円で囲んで表現します。

女性の最高の礼服である留袖や黒喪服は
“染め抜き日向五つ紋”を付けます。
円形をつけたものが最も正式ですが、
女性の場合は、円を省く事も多いようです。

このように、紋、一つをとってもまだまだ書く事が
たくさんあります。
上の紋以外に、“洒落紋”などがありますが、
ここでは省略します。

これからも、このブログに着物のことを
時々、書き込んでいきますので、
気長に私の勉強に付き合ってやってください。

2006年11月04日

七五三

町の木々が色づいてくる11月。
あちこちの神社には、かわいい着物を着た
子供さんたちの姿を見る事ができます。

七五三のお祝いです。

七五三は室町時代に始まり、江戸時代になってから
11月15日を吉日として、庶民の暮らしの中で
育まれてきました。
男女とも三歳になると前髪を伸ばす「髪置(かみおき)の祝い」を
男子が5歳になると正月吉日か11月15日に「袴着(はかまぎ)の祝い」
女子が7歳になると「帯解き(おびとき)の祝い」をします。

子供の着物には、一つ身(一、二歳)・三つ身(三、四歳)・
四つ身(四~十歳)・本裁ち四つ身(七~十二歳)があります。

今回、私の所に持ってこられたのは
女の子の一つ身。

「かなり古いシミで、全体にありますが・・・」との事!

(画像をクリックすると拡大します。)
確かに、袖・袂・身頃と色んな所にシミがあります。

「もう少ししたら、使いたいのですが間に合いますか?」
「何とか、してみましょう!」
で、10日間ほど預からせていただき
11月の初旬に、お客様にお渡しできました。
それが、これ。

(画像をクリックすると拡大します。)

完全に、全てのシミは取れませんでしたが、
着ていただける状態には、なっているのではないでしょうか。

お祝いの日は、家族中がドタバタすると思いますが、
それも、なかなか良いドタバタですよね!

そのドタバタも、スカッとした秋晴れの下で
みんなが笑顔で写真に納まれば
本当に気持ちの良い素晴らしい一日になるのでしょうね!

2006年10月27日

脱水時の巻き込まれに注意!

国民生活センターが
「洗濯機の脱水槽への巻き込まれに注意!
 右手薬指切断の事故も」
との警告を公表し注意を呼びかけています。

事故にあったのは40歳代の主婦で、
使用している洗濯機は、10年ほど使用している
全自動洗濯機。

事故は、脱水完了間近にふたを開けて右手を
入れた所、洗濯物が指にからまり、
右手薬指の第一関節からねじ切られた、という
痛ましい事故が、消費者トラブルメール箱に
寄せられたようです。

メーカーでは、このような事故に対しての
安全対策として、
①動作中はふたがロックされて、脱水槽の回転が
  止まってからロックが解除されてふたが開くタイプ。
②動作中にふたを開けると、ブレーキがかかり
  一定時間内で停止するタイプ。

事故が起こったのは、②のタイプの洗濯機で、
通常は、脱水槽が回転している時にふたを開けると、
4秒以内で停止するところが、ブレーキ部品が消耗していて、
洗濯物を入れた状態で脱水中にふたを開けると、
70秒ほど脱水槽が回転していたそうです。

脱水機のブレーキが故障をしていても、
異常を示す表示はないのが現状です。

普段使われている洗濯機が、
どちらのタイプか確かめて、
回転が止まるまでロックがかかるタイプだといいのですが、
ふたを開けてブレーキがかかるタイプなら、
脱水槽が完全に止まってから洗濯物を取り出してください。

ふたを開けて回転し続けるのであれば、
メーカーに点検を依頼される事をお勧めします。

2006年10月20日

過ぎたるはなお及ばざるが如し

紅葉情報を見てみると、
京都の大覚寺で、色づきはじめた!との事。
秋が深まりだしてきています。

秋は、「食欲の秋」「読書の秋」などなど・・・
その中で「スポーツの秋」
私は、スポーツ観戦が好きです。
サッカーやテニス・水泳・ラグビーなど、
プロならではの見事なプレーは見ていてあきません。
その中で、明日からプロ野球の「日本シリーズ」が始まります。
プロ野球といえば、メジャーを目指している
西武ライオンズの松坂選手が
3月のワールド・ベースボール・クラシックで
米国の球場に立ったときに思った事が、
「打球の音が聞こえるのです。」との事。
日本の球場では、応援が過ぎて“鳴り物応援”が盛んで
時々、この応援過ぎる、鳴り物応援が物議をかもし出しています。

この「過ぎる」、洗剤の話で言うと、洗剤の性格には
「強アルカリ性」「弱アルカリ性」「中性」「弱酸性」「強酸性」と
分けられ、「過ぎる」は「強アルカリ性」「強酸性」といえると思います。

「弱アルカリ性」「中性」「弱酸性」は、界面活性剤で
汚れを落としますが、この界面活性剤では落ちない
こびりついた汚れは、ごしごしとこすって「削り落とす」か
「溶かす・分解する」という方法でないと落ちません。
この後者の方法が、強アルカリ性・強酸性の洗剤です。

強アルカリ洗剤は、レンジクリーナーでこびりついた油こげを
溶かす事ができます。
強酸性の洗剤は、トイレ用・タイル用の洗剤又はサビ落とし剤に
見られます。トイレの便座には、尿の成分からできる
リン酸カルシウム。これは、普通の洗剤では落ちにくいので、
酸で溶かすわけです。

このようによく落ちるので、
「界面活性剤はいらないのでは!」との意見も出てきそうですが、
あまりにも強力すぎて、衣類に使用すると
衣類を溶かしかねません。

汚れがひどい服を、きれいにしたくて
強力過ぎる洗剤で洗うと、洗い上がりにボロボロになっている!
なんて事のないように!
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」です。

2006年10月19日

ふんわりしたファッション

ワンピース・ブラウスやジャケットなど
肩口から袖口にかけて、ふんわりと
広がっているものが、今、流行っているらしい。

これは、タイトスカートやスキニーデニムが
流行しているから、上にボリュームをもって
こようという発想らしいのです。
また、ヨーロッパで日本の着物をイメージした
袖が流行しているのも、少し関係があるみたいです。

ふんわり袖には、三種類あって
肩口が細く、袖口が広いのは「ベルスリーブ」
肩から袖口まで全体的に広いのが「パフスリーブ」
肩から袖口まで直線的に広いのが「キモノスリーブ」

ところが、タイトスカートやスキニーデニムが流行っている!って
言っていますけど、最近よく見るのが「バルーンスカート」
「バルーンスカート」は、その意味のとうり風船のような形で、
昔の王様のズボンのような、かぼちゃのような形のスカート!
 
バルーンスカートは、本当に最近よく見かけますが、
最初に書いた、ふんわり袖と組み合わせると
スタイルが悪く見えるとファッション雑誌は
言っています。

流行っているからといって、全部着用すると
ダメなのですね!

ふんわり袖やバルーンスカートなど、
私にはそのようなファッションはダメ!なんて
言わずに、一度挑戦してみては!
気分が変わって、いい事が起こるかも・・・・!


2006年09月28日

血液が付いたら!

昼間は、まだ汗ばむ日がありますが、
車でのクリーニング集配では
もうエアコンを使うことがなくなりました。

このエアコン、つまりクーラーですが、
夏はさすがに暑くて、朝一番から
集配が終わる夕方まで、つけっぱなしです。
そうすると、車はガソリンをよく使います。
皆さんもご存知のとうり、今年の夏は
ガソリンが高騰して、ほとんど毎日、車を
使う当店は、かなり痛い出費です。

ガソリンを入れる時、今から何キロ走るかを
知るために、走行距離のメーターを“0”にしています。
クーラーを入れないこの時期、
ガソリンメーターの針が中央にいった時の
走行距離は260kmほどで
クーラーを入れていた時は210km、
50kmも多く走れるのです。
これって大きいのですよ!

それで、うれしくなってクーラーを切って
窓を開けているとどこからか
蚊が入ってきてしまいます。

信号待ちで、蚊と奮戦する時もしばしば!

この前も、信号待ちで蚊と戦っていると
私のズボンの所に止まって、
すかさずに パシッ、やった!
ありゃ、血が・・・
そうです、血を吸っていた蚊をたたいて
ズボンにその血が付いてしまったのです。

そこで、家庭で血液を落とす時、
気をつけてほしい事は、お湯で落とそうと
しない事、血液中のタンパク質が
固まってしまって落ちにくくなります。

血液を落とすには、まず水をたっぷりと
含んだ歯ブラシでたたいてみてください。
時間がそんなに経っていなければ、
これだけでも落ちます。
これで、落ちなければ、今度は液体洗剤で
同じようにたたいてください。
これでダメなら、クリーニング屋さんに!

また、大根おろしをガーゼにくるんだもので
丁寧に叩くと、落ちやすくなります。
大根に含まれる酵素の働きでシミが
分解されるからで、昔からの生活の知恵です。
でも、大根おろしをつけるわけですので、
大事な服、デリケートな衣類にはお勧めはしません。

血液が付いたら、すぐに水でたたいたらおちます。
でも、外出をしていて、すぐにそのような事が
出来ない時は、帰宅して以上のことを試して
みてください。

くれぐれも、外出中の“蚊”には注意を!!

2006年09月06日

靴下を洗おう

よく、当店に足袋のクリーニングを依頼される
お客さんは、
「足立さんに足袋をお願いすると
 本当にきれいになって帰ってくる!」と
ありがたいお言葉をいただきます。

足袋を洗うのに、当店では特別な事はしていません。
足袋の汚れは、ほとんどが裏の
すり込まれた汚れです。
それを、“ささら”と言う竹製のブラシを使い
通常の石鹸をすり込んで落とします。
その後は、白足袋なら高温での洗浄をしますし、
色足袋なら、常温の洗浄をして、仕上げるだけです。

これだけですが、ささらでこすると言う一作業で、
洗い仕上がりが、変わってきます。
最初から、洗濯機に入れて洗っただけでは
きれいにはならないのです。

このことが、家庭洗濯での靴下洗いでも言えます。

白い、特に子供さんの靴下は
裏が黒く汚れがすり込まれています。

これを、きれいにするのには
小型の洗濯板で、もんでから洗うと
驚くほどきれいになります。

洗う前に、靴下の裏に石鹸をつけて
ゴム編みのところを持って
靴下の裏を洗濯板につけて
もみだすように、板にすり込んでいきます。

このとき、洗濯板は出来るだけ
山がとがっているものを選んでもらうと
効果はよく出てきます。

もんだ後は、通常の洗濯でOKです。

干し方は、ゴム編みのほうを
洗濯ばさみに挟んで、干してください。
逆にして、つま先の方を上にして干すと
水分が重みで、下のゴム編みのところに
集まってきて、ゴムにダメージを与え、
日光が当たると劣化が早まります。

干し方も気をつけてくださいね!

2006年08月22日

臭い

最近のコマーシャルを見ていると、
“臭い”に関するものが多くあります。
臭いに敏感な方が増えてきているのかな!
と思います。

少し前は、ドライクリーニングの臭いが気になる!
との声があったのですが、今では品質改良で
その声もほとんど聞かなくなりました。

洗濯というと、汚れを落とす!だけではなく
汚れが落ちて、なおかつ臭いもないのが
当たり前のようになってきています。

よく言われる、“部屋干し”の臭い!は
乾燥までに時間がかかり、
湿った状態が長く続くため、洗濯をした後でも
僅かに残った皮脂やタンパク質の汚れが
細菌により分解されて臭いが発生するのです。

また、体臭も汗自体には臭いはないのですが、
汗の成分が、菌により分解する事で臭いが出てきます。

それらを押さえるのに注目されているのが“銀イオン”です。
“銀イオン”は殺菌効果があり、臭いの原因である雑菌の
増殖を抑える効果があるのです。
銀イオンは、飲料水の殺菌に利用されたり、浄水器の
活性炭の殺菌など幅広く使われています。
銀イオンは殺菌効果があるにもかかわらず、
人体への影響がほとんどありません。

また、銀自身も昔から食器に使われてもいますし
昔からある仁丹のコーティングにも使われているほど
安全性があるものです。

足立クリーニング店も“臭い”を取るメニューを増やそうと
思っています。
どうしてもこの衣類の臭いが気になる!と言う方
是非、当店に相談してください。
意外と臭いって気になりだしたら気になるものですよ!

2006年08月09日

しわ加工

クリーニング新聞を読んでいると、
“しわ加工製品に注意”
と見出しが躍っていました。

その記事によると、
あるブランドのジャッケットをクリーニングしたら
しわ加工がなくなった!と言う事。
そのジャケットの表示には、しわ加工の文字はなく
“スチームアイロンは、絶対避けてください”と
書いてあるらしいのです。

確かに、そのジャケットのしわ加工が取れたのは
スチームボックスと言う、洋服を仕上げる機械に
入れたのが原因なのです。

確かに、しわ加工の服は仕上げる段階で
「これはしわ加工だな!」と判断するのは難しく、
注意の札に“しわ加工”と書いていないと
“洗濯じわ”と思い一生懸命にアイロンをすることも
クリーニング業を営んでいる立場からは、判らなくもないのです。

この前も、自店のお得意様から高級ブランドのシャツを
預かりました。
そのお客さんは、常にきれいに服を着ておられる方です。
その時は、お客様のお母さんがそのシャツを持ってこられたのですが
そのお客様らしからぬ、しわがひどいシャツでした。
普段なら、シャツですのでなんとも思わなかったでしょうが、
なんとなく気になったので、
「このシャツは、しわ加工がしてあるのですか?」と伺うと
「息子のもので、わからない。後で連絡させます。」との事、
数時間後に連絡があって、やはりしわ加工がしてあるシャツでした。
お母さんに、しわ加工のシャツである事を言い忘れた!と
言っておられました。

今回は、自店とそのお客さんが長くお付き合いさせていただいて、
そのお客さんの事をよく知っていたので、事故を防げたのですが、
しわ加工の場合は、その旨をクリーニング店に告げてください。

表示には、“しわ加工”と書いていないものも多数あります。
中には、その表示もお客さんが切り取られているものもあります。

次に気持ちよく着用してもらうためにも
クリーニング店に気をつけてほしい事は、何でも言ってください。

2006年07月05日

洗濯に、どうして洗剤を使うの?

私たちは、衣類やタオルなどを洗う時、
当たり前のように洗剤を使います。

洗濯につき物の洗剤!
どうして洗剤を使うのでしょう。

「犬猿の仲」と言うことを聞かれたことがあると思います。
何かにつけていがみ合うような仲の悪さの事を言うのですが、
本当に仲の悪い犬の集団と猿の集団がいて、
集団との間には、境界線ができています。
そこに、それぞれと仲がいい人間の集団を境界線に入れると、
犬たちと猿たちの喧嘩は、和らぎます。
そして、例えば人間が猿の集団に入って、
小さい集団を作って、その集団を囲みます。
人間が囲んだ小さい猿の集団を犬の集団に入っていっても、
なんら問題は起こりません。
遠くから見ると、犬たちと猿たちは交じり合っているように見えます。

たとえ話が長くなりましたが、
そこの人間の役目が、洗剤の主成分である
「界面活性剤」です。
界面活性剤は、マッチ棒のような形状で、
マッチ棒の先が油成分に似ていて、
棒状のところが水に合う成分です。

汚れの半分以上は、皮脂などの油汚れ、
その油汚れに、マッチ棒の先がくっついて
汚れを囲んで、水の中に浮遊して汚れを取ります。

以上のことから、汚れの分だけの
界面活性剤があればいいと言うことで、
洗剤をたくさん使えば、汚れが落ちる!
と言うのはうそで、ただ単に界面活性剤が
浮いているだけです。

洗剤の標準使用量は、十分にこれを超える
設定になっていますので、使用量は守ってください。

2006年06月27日

漂白剤について!

昨シーズンに白いものを洗濯をして、
いざ着ようと、タンスから出してきたら、
思わぬシミや汚れが付いている事があります。

そのような時、
もう一度、洗うと取れるものはありますが、
洗っても残ってしまう、シミなどは
漂白剤が力を貸してくれます。

そこで、漂白剤の豆知識!

漂白剤には種類があります。
それには、酸化型と還元型があり、
酸化型には、塩素系と酸素系があります。

酸化型・塩素系は塩素の力が
衣類の変色部分に働き白さを取り戻すのですが、
塩素成分は作用が強いので、
量や時間を間違えたり、濯ぎが足りないと、
衣類にダメージを与えます。
また、使用できる生地は限られてきます。
多用すると、かえって衣類を黄ばましたり、
生地をボロボロにしてしまいます。

酸化型・酸素系
ぬるま湯や中性洗剤と一緒に溶かして使いますが、
漂白力は、塩素系よりも緩やかですので、
シルクやウールそれに、色・柄などにも
使うことが出来ます。
汚れがひどいときは、酸素系の漂白剤を
溶かした溶剤に、汚れた衣類を
しばらくつけておくと効果はアップします。

還元型・還元系は、白いものであれば
ほとんどの繊維に使用できます。
洗濯で一緒に使うのではなく、
洗濯後の、白さを取り戻すときにつかいます。

ざっと、書きましたが
しみ抜きには、欠かせない漂白剤!
家庭でも、上手に使えば洗濯上手になりますよ!

洗剤を購入されるときは、
後ろのラベルに記入してありますので、
注意して見てください。


2006年06月23日

デニムについて

デニムについてですが、少しばかりの豆知識!

ジーンズに使われている、デニム(denim)生地は、
縦糸をインディゴによって染色し、
横糸を生成りで綾織した、素材が綿のものです。

インディゴとは、
インドアイ(マメ科コマツナギ属)の葉から
得られる染料のことで、
日本の伝統的な色名である藍色は、
タデ科のタデアイを主な原料としています。

私は、最近、EVISU (エヴィス) のジーンズを購入しました。
それが、これ
DSC_0017.jpg
購入するときに、店員さんが
「うちのは、洗うとかなり縮みますので
 ワンサイズ大き目のものを購入してもらって、
 家で、洗って、乾燥機でがんがん回してきてください。」
と言われ、実行したら、
購入時は、ぶかぶかのウエストが
そこそこのサイズになり、“なるほど”と思い
再度、店に行って丈をあわせてもらいました。

話は変わって、クリーニングのことですが、
以前、新しいお客さんが、
「この、デニムの半コート、重くて着ずらい!
 クリーニングをしたら軽くなると、聞いたけど 
 あまり変わらないのですが、こんなものですか?」
と言われて、当店に依頼されました、
持ってみると、なるほど、ずっしりと重い!
「では、汗抜きをしましょう!
 色合いは壊しませんので、安心してください。」
と言って、受け取り、汗抜きをして仕上げ!

お客さんに、お渡しすると、
「軽くなった、これでまた着られる、ありがとう!」
と、喜ばれました。

最近、デニムは洗ってはダメ!
と言う方が居られますが、
やっぱり、デニム生地もよっぽどのことがない限り
洗った方が気持ちよくきられますよ!

2006年06月05日

あら!カビ!

「クリーニング屋さん、これ取れる!」いわれて、見てみると、
単衣の紋付の着物に白いカビが!

お客さんに、話を聞いてみると、
一度も着ていなく、長くタンスの中に・・・
一緒に仕舞っておいた長襦袢を、
使おうとして、気が付かれたみたいです。

白いカビは、大半が洗うだけで
取れてしまう事が多いのです。

今回も、洗いで取れました。
(このブログに載せるなら、
 画像を残しておけばと、後悔しています。)

これから、カビの季節!
衣類に、カビをつけないためには、
温度と湿度!
温度は、空調施設が必要なので
一般家庭では、難しいですが、
湿気は、除湿剤などを使って
衣類を守ってください。

クリーニングから帰ってきた、
洋服たちは、ビニール袋から出して、保管!入れたままだと、ビニールハウスに入れた状態と
同じになり、温度も上がって、湿気も逃げません。

これに似たようなことが、雨降りのゴルフ!
雨で、濡れたズボンやポロシャツ、
ビニール袋に、そのまま入れて、
しっかり縛ってカバンに。

2・3日、忘れていて
ビニール袋から出してみると、
服に、黒い点々が・・・
黒かびです。

これを、防ぐには
帰られてすぐに、洗濯をするか、
家では洗うのがちょっと・・・
 (この服、気に入っていて、
  値段が高かったから、クリーニング屋に!)と思われる服は
そのまま干しておいてください。

これからの季節は、気温が高くなり
濡れた服を、ビニール袋に密閉していると、
黒かびが付きます。
黒かび処理は、洗うだけでは除去するのが困難で、
染み抜き料金が付いてきます。

雨降りのゴルフ、黒かびに要注意!です。