暑い仕事場の思い出
クリーニング屋さんの心臓部は、ボイラーです。
水を、熱し蒸気にして、一定の圧力まで
蒸気を上げる、機械です。
今日のような蒸し暑い日でも、
ボイラーは働き、蒸気を出しています。
仕上げをするのにも、洗いをするのにも
このボイラーが働きます。
仕上げ時の、蒸気の使い方は、
想像できると思うのですが、
洗いの時は、水洗機の中の水の温度を上げたり、
または、水洗機に入る前の水をあらかじめに
お湯にしたりと、活躍をしています。
また、しみ抜きにも使っていて、
染み抜き剤は、熱を加えると効果が
上がって、よくシミが落ちます。
その熱に蒸気の熱を使っています。
このように、クリーニングの現場で活躍しているボイラーですが、
私が、幼稚園児ぐらいまでは、
天然糊を炊く糊桶に、水をはって
ボイラーでお湯を沸かして、
夏場なんかは、そこで行水をしていました。
もう、40年近く前の話です。
時々、お湯に浸かっていると糊が浮いてきていました。
桶に水をはっていると、そのことを思い出すことがあり、
その、水をはる仕事が、幼稚園児の私の仕事でした。
今では考えられないことですが、
昔は、普通だったのでしょう!
経験がある私でも、自分の子供には
考えもしませんでした。
もうその桶も、ボイラーも新しくなって
今では、クリーニングの仕事に使っているだけ
になっています。
たまには、バケツに水をはって
ボイラーでお湯を沸かして、
顔でも洗ってみますか!
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