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2008年07月17日

暑い暑い夏がやってきました。
7月17日、京都では祇園祭りの山鉾巡行が
梅雨明けの炎天下の下で行われました。
巡行に携われた方々、観光客の方々は汗だくだったでしょうね。

早速、今日の夕方にお客さんから
山鉾巡行で着用された白着物、裃・袴・足袋の洗いの注文が
入ってきました。
汗だくのこれらは、水を使わないと汗が取れません。
また、染み抜きでも水は欠かせません。

その“水”の事がクリーニング新聞に載っていました。
その記事は、静岡理工科大学・志村史夫氏が講演された
内容のものです。
そこには、水は哲学的に見ても「上善水如(じょうぜんみずのごとし)」
といわれるように、まさに「人生の師」というような存在である。
また、水はきれいなものも汚いものも、みな溶かし込み、きれいに
洗い流してしまう。と言われ、実際、水は溶解能力が極めて高い
物質で、固体・液体・気体を問わず、ほとんどの物質は水に
よく溶けると考えていいようです。
ですので、昨今の地球規模での環境汚染に関するほとんどの
物質が、水の溶け込んでしまい、われわれの生活を支える
生活用水の原水の汚染度が年々増しているようです。
汚染が進めば、浄化するために塩素の投入量を増やしますので
塩素の副作用も無視できなくなります。

それに、水を使った洗浄の分野では
「ナノバブル水・マイクロバブル水」の研究がされていて
きわめて細かい気泡を水の中に作って、気泡が弾ける時の
力で洗浄をする技術を考えておられるみたいです。

近い未来、洗剤ゼロできれいに衣類が洗える時代が来る
ような予感です。

2008年07月04日

半襟

着物をよく着られるお客さんから、
長襦袢の洗いを頼まれました。
そのお客さんは、決して針と糸を使うのが
面倒な方ではありませんし、普段は半襟を外して
預からせてもらっていますが、
「すぐに、この長襦袢を使うので、
 半襟はつけたままでいいですよ。」
と言われたので、半襟をつけたまま洗い、仕上げました。

それから、数日経ってそのお客さんが
「やっぱり、付けたまま洗うと“ふんわり感”が出ませんね。
 着る前に付けると、ふんわりとして着ていても気持ちがいいし
 見た目もいいものです。不精をするとダメですね。」
と、言っておられました。

私の所も、決して無造作に仕上げはしていませんし
丸みをつけるように仕上げているのですが、違うんですね・・・

ところで、この半襟、着物の襟の汚れをカバーするものだけでは
ないのです。
着物姿のお洒落の重要なポイントは衿もとです。
ですので、半襟は着物と肌の間にあって、着物の色柄を
強調する役割を持っています。

半襟には、大きく分けて、白半襟と色半襟があり
昔は、白半襟はよそゆき、色半襟は普段着用とされていましたが、
今では白色が主流です。
色半襟や刺繍入りの半襟は、襟元を華やかにするのに
効果的ですが、TPOに合わせて上手に使い分けをしてください。
例えば、留袖や振袖、訪問着などの礼装用には色半襟は
不向きで、あくまでも白が正式です。
色半襟は、地味な着物を明るく見せるのに効果的で
紬や木綿の着物に適しています。
刺繍半襟は、普段着用から礼装用まで豊富です。
白地に白糸や金糸銀糸でおめでたい柄を刺繍したものは
留袖や訪問着に、色半襟に刺繍を施してあるものは
紬などのお洒落着に使うといいみたいです。

一番よく汚れる衿を外せる着物は、本当に優れた
衣類ですよね。
もっともっと、着物を愛用されてはいかがですか!

2008年07月02日

再開

2008年も後半に入ってきました。
足立クリーニング店のホームページ内の
ブログ更新が、滞っていました。
7月に入って、また更新をしていきますので
宜しくお願いします。

久しぶりのアップは、しみ抜き事例です。
今回は、インク取りです。

最初は、ブラウスに赤インクが付いた事例です。

(画像をクリックすると拡大します。)

この事例は、生地の上に付着しているようで
お客さんが、触らずに持ってこられたので
難なく取れました。

(画像をクリックすると拡大します。)

もう一つの事例は、ポケットに入れていた
ボールペンからのインク漏れで、しっかりと生地に
しみこんでいる事例です。

(画像をクリックすると拡大します。)

この事例は、インクが付いているところを一つ一つ、
しみ抜きをしていきました。
時間は、少し掛かりました。

(画像をクリックすると拡大します。)

インクの染み抜きは、最初の処理が肝心です。
服にインクが付いた時は、何もしないままに
クリーニング屋さんにお願いをしたほうが良いと
思います。
その前に、服にインクが付かないように
気をつけましょうね!